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スケッチ・オブ・レバノン [アラブ]

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アラブ歌謡の女王ファイルーズの新作「EH FI AMAL 」。
濃厚なアラブ歌謡にはちょっと腰が引けてしまうけれど、これはエル・スールのHPの「まるで「スケッチ・オヴ・スペイン」ならぬ「スケッチ・オヴ・レバノン」....?マイルスみたいです」という文句に惹かれて購入。
マイルスとギル・エヴァンスとのコラボ作はどれも大好きなので。

3~4分の曲が中心の小品集という趣きのこのCDを聴いていると、
「中東のパリ」と呼ばれる美しい街レバノンのカフェで道行く人を眺めながらコーヒーを飲んでいるような気分になる。
どの曲も弦と管のアレンジがなんとも軽やか。一曲目のイントロだけ聴いてもアラブ歌謡とは思えない。ウードなどアラブ楽器が入った曲でもジャジーなピアノやフリューゲル・ホーンがうまく中和してくれる。
そんな洗練された演奏にのるファイルーズの歌は、長らく幽玄でミステリアスな印象を持っていたけど、ふわふわと漂う雲のようにつかみどころがないのは変わらないながら、今までよりずっと親しみやすく感じられるようになった。

アラブ歌謡にそれほど親しんでいない身としては、これくらい西欧とアラブの要素がブレンドしているほうが聴きやすい。
プロデュースを担当した息子のジアード・ラハバーニの手腕によるところ大。
気軽に聴けるアラブ歌謡の女王の新作。愛聴盤になりそう。
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汎マグレブ・ミュージックの急先鋒 [アラブ]

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ダラーラスの「MIKRA ASIA」と一緒に「Latin」も買ったのだけど、音とびがするので返品。翌日返品しに行ったのだけれど、同CDはなかったので、アマジーグ「MARCHEZ NOIR」を代わりに購入。これが大正解。

グナワ・デフュージョンの元メンバーってことだけど僕は全然聴いたことがない。なんとなくレゲエ色濃いグループだったかなという程度。

僕はレゲエにはあまり興味はないし、どちらかといえばオーソドックス、ヴィンテージな味わいに惹かれるほうで新奇なものにはあまり食指が動かない。

この作品は僕にしてはすごく新しい「今」を感じさせるCDを買ったという感じ。

評判ではレゲエ色よりもマグレブ音楽の色が濃いそうなので、それなら、僕にもいけるかなとおもったらやっぱりいけました。

グナワやシャアビをはじめとするマグレブ音楽にあまり詳しくないけど、この作品は汎マグレブ・ミュージックの急先鋒という感じだ。
マヌ・チャオやラシッド・タハなんかと同じような位置にいる人だと思うけど、パンク的な部分もガサツには聴こえず、音楽的な「まろみ」みたいなものも感じられる。雑多な要素が有機的に結びついてる。バラエティにも富んでいるし気に入った。

今年のベスト10入りは有力!?
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