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ダークなグラデーションを描くコンポジション [R&B/JAZZ/etc]

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ジョエル・ロスを良く聴いてるんですが、ロスが多くの曲で参加しているチリ出身のテナー・サックス奏者ミシェル・アルダナの新作「Visions」がとても良いです。

これが4枚目くらいかな。本作で初めて知った人ですが、バークリー卒でニューヨークを拠点に活動しているそう。
ジョエル・ロスと同じく、イマドキというよりは正統派のモダン・ジャズ的な作品ですね。とはいえバークリー卒だからというわけじゃなく、最近のプレイヤーはとにかく上手いね。
先達の奏法や理論的な部分を消化して、自分にあった、曲に合った奏法を選び取っているような。別に曲ごとにコロコロ変わるというわけじゃないですけど。

女性のテナー・プレイヤーって全く思い浮かびませんが、本作もほぼ自作曲によるコンポジションの確かさと、レギュラー・グループであろうメンバーとのインター・プレイがスリリングで、ジャズらしい熱気とスリルを味わえる秀作に仕上がってます。暗いトーンのグラデーションが変化していくような曲はとても魅力的で、女性的な柔らかさよりゴリゴリと硬派なグルーヴに寄り切られる作品です。

もちろんジョエル・ロスもうまく溶け込んで、熱気をはらんだ演奏にクールな彩をもたらしています。
ロスが気に入った人にはおすすめのアルバムです。
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