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バイーアのメロディ [ブラジル]

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ロベルタ・サーの新作「Giro」がリリースされました。
特別興味を持ってなかったの人なのに、先行公開されていたジルベルト・ジルとジョルジ・ベンジョールとのコラボ曲に強く惹きつけられていたので楽しみにしてたんですよ。明朗な響きを持った軽やかなメロディにほだされたんでしょうかね。

ちなみに僕は評価の高い初期アルバムはちらっとしか聴いたことなくて、モノクロジャケの前作をストリーミングで聴いただけです。前作はちょっとダウナーな感じで悪い印象はなかったけど、一回しか聴かなかったな。

サンバをベースにしているとはいえ、やっぱりこれはMPBの方に分類されるんだろう。
本作は彼女がジャーナリストのホルヘ・バストス・モレノとの会話からバイーア出身の作家の曲を歌うというコンセプトを思い付き、ジルベルト・ジルと結びついていったことから生まれたアルバムのようです。ジルってバイーア出身なんですね。そもそもバイーアがブラジルのどこにあるのか良く知らないわけで・・・
ジル単独が3曲、そのほかはジルがサーや息子と共作して完成させた曲。

とにかく収められた曲がどの曲も良い。聴き終わったそばからまた聴きたくなる。あとをひく。飽きが来ないメロディ。本作を気に入ったのはそのバイーアもしくはジル特有のメロディ?に惹かれてるのか。弦楽器主体のアコースティックなアレンジも良いし、ジルベルト・ジルの息子がプロデュースしてるとかで、この人がキー・パーソンかな。
何が自分の心を耳をとらえて離さないのか、それを確かめようとするように何度も繰り返し聴いてます。

ポリリズミックなグルーヴと複雑なハーモニー感覚というのが、僕にとってのブラジル音楽の大きな魅力のひとつなんだけど、そういう意味でブラジル音楽の魅力にあふれた逸品だと思います。
ジルとベンジョールとの共演曲のMVを見れば見た目は中年っぽくおばさん化してきたサーの歌も、前作のもの憂い表情が払拭され、軽やかに響き、清々しく五月晴れの空に溶けていく。やはり歌手としてとっても魅力的な人なんですね。

エンディングのフリューゲルホーンも良い感じ。

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