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グナワ・フュージョンの向こうの景色に想い馳せる [アラブ]

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くぅ~~カッコイ~。
すっかりご無沙汰してたもんで、このアジズ・サフマウウィの新作「Poetic Trance」には痺れちゃいましたよ。自身の多国籍バンドその名もグナワ大学を率いての3枚目。初作は結構好きでよく聴いたんですよね。あれが2011年、その後15年にもアルバムがあったみたいなんだけど、知る由もなく。

なぜ突然この人を思いだしたかと言えば、スナーキー・パピーの新作「Immigrance」を聴いてたら、このバンドは言ってみりゃ現代版ウェザーリポートかな。ワールド・ミュージック的なものの取り入れ方とか良く似てる。
なーんて連想からそういえばジョー・ザヴィヌルのグループにいたこともあるこの人を思いだしたってわけ。新作がリリースされたばかりのドンピシャのタイミングの連想でした。

初作はここでもレビューした記憶がある。強烈さはなくともミュージシャンシップのあるスマートさに物足りなさと聴きやすさを同時に覚えた気がする。もう長いこと聴いてないので細かいとこは思いだせないんだけど。

前作は未聴だけどこの新作は、初作と大きくイメージが変わったわけではないのに、音楽が描く風景がより大きく深くなった。グナワ・フュージョンな音楽性は変わらずとも、レゲエやジャズなども単に取り入れるといより、グナワを基調としたグルーヴを強化するための栄養分になってる。ありきたりだけどライブもいっぱいやってバンドとして熟成されてきたってことなんでしょう。プロデュースはまたもやメルタン・メソニエ。

アルバム・タイトルにかけて言えば、グナワを下敷きにコスモポリタンがトランス的詩情を描く。って感じか。グナワ・フュージョンの向こうの景色に想い馳せるように、ゲンブリを高々と掲げたジャケの誇らしげになアジズの顔はどうだ。(追記:ゲンブリじゃなくてンゴニでした。)そりゃこれだけのもの作れば良い顔になっちゃうよな。

ともかく優等生的にグナワ・フュージョンを追求した果てに生み出された本作を傑作と認めるのにやぶさかでない。9分を超える「Soudani Ya Yémma」のトランス・グルーヴにくらっくら。もっと注目されていいんだけどな。

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