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音楽から哲学や思想をとりのぞけば [R&B/JAZZ/etc]

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マライアの新作に収められている「A No No」という曲は、リル・キムの90’sヒット「Crush On You」が使われています。そもそも「Crush On You」自体がジェフ・ローバー・フュージョンの「Rain Dance」の印象的なピアノをサンプリングしたものなんですよね。ってのは最近知ったことです。

そんなわけで、最近ジェフ・ローバーに興味がありまして。ストリーミングでちょこっと聴いたのち、中古で入手したのが2003年作「Philly Style」。単に安かったからってだけで買ってみたんですが、これが実に良い。

以前組んでいた最近また復活している自身のグループ、ジェフ・ローバー・フュージョンにはあのケニーGがいたこともあるくらいで、ジェフ・ローバーって人はスムース・ジャズの代表的な人ということみたいなんですが。

本作は音楽的に言えばジャズ・ファンク。
これがまたリズムからエレピの音色やフレーズなど隅々まで気に効いた音だけでできた逸品なわけです。適度なリラクゼーションと適度な緊張感に満ちた40分強。まぁ所謂センスいいねぇってわけ。
仕事で疲れてんのに緊張を強いるような音楽、スピーカーの前で音と対峙するのを強いるような音楽なんか聴きたくない。かといって心地よいだけの音楽もかえって疲れる。
そんな時にこんな音楽が欲しいなぁという音が流れてくるんです。緊張と弛緩のバランスが絶妙。聴き流そうと思えば聴き流せる音。誉め言葉にならないかもしれないけど。上手い。

深夜のFMラジオ、ジェットストリームとかから流れて来るような。多分流れているはず。
言ってみりゃジャズから思想や哲学をそぎ落とし、ひたすら心地よさだけを追求したのがスムース・ジャズなのかも?だから硬派なジャズ・ファンからは嫌悪される。
女性ヴォーカル入りの「Regardless Of」なんて明らかにディアンジェロの「Voodoo」の影響を感じさせるのに、見事に和声やグルーヴの快楽だけが残る音楽になっている。

でも思想や哲学をぬきにしてダンスを追求したのがテクノやハウスなどクラブ・ミュージックだった。両者はけっこう近いものがあるのかも。

まぁ音楽に思想や哲学を求めるのは音楽家よりも聴き手だろうけど。
僕は求めないけどね。あれ?こんなこと記すつもりじゃなかったんだけど、ちょっと脱線しちゃったな。
ともかくこのエレピの音とフレーズ。
気持ち良いわぁ。

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