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愛の不思議に惑う [ギリシャ]

Erotas I Tipota300.jpg

ストリーミングで聴けず、日本からはダウンロード購入もできない2月にリリースされたヨルゴス・ダラーラスの新作「Erotas I Tipota」がようやく到着。
ストリーミングで聴ければCDはまぁそのうちとも思えるんだけど、Youtubeで聴けるとはいえ、ちょっとめんどくさいものね。これで心置きなく聴けます。

ここしばらくは長年在籍したミノスを離れてジャズ×レンベーティカなアルバムをだしたり、気の向くままな活動でしたが、本作はミノスに復帰しての王道のライカ。
このタイトルは英語だと「Love or Nothing」ってことらしい。全曲同じ作曲家による作品。
前作は重厚で苦み走った歌声が印象的な作品だった。気がする。そんなに回数聴いてないけど。背負った荷の重さがその歌声を通して伝わるような。そんな感じだった。

翻って本作に浮かび上がるのは、年を重ねても未だ愛の不思議に惑う一人の男。愛に纏わる喜びや悲しみや苦みが歌声にべったりと塗りこめられている。なんかサザン・ソウルとか聴いてるのと同じような気分になるな。
ブズーキやバグラマーによる王道ライカ・アンサンブルも常より冴え冴えと響き、潮風に曝された屈託に満ちた歌が10曲。ダラーラス以外が歌う1曲あり。

どこか浮世離れした世界へ誘う油絵ジャケも良し。
いつもどおりたっぷりと歌を堪能できる、聴きごたえありまくりの傑作です。

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