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センバの裏庭で [アフリカ]

Quintal do Semba.jpg

今年一番のヘビロテ盤の1枚はパウロ・フローレスの「Bolo de Aniversário」。ほんと素晴らしいんですよ。エル・スールにもまだ入荷しないなぁ。
この人のことを知ったのは「ポップアフリカ700」に載ってたからなんですが、実際に音を聴いたのは、昨年アップル・ミュージックで2003年作「シェー・ポーヴォ」が初めてでした。この盤は日本でもライスからリリースされてたんですがとっくに廃盤で、この人のアルバムはCDで集めるのはなかなか難しそう。

アップル・ミュージックやスポティファイではほとんどのアルバムが聴けるから、全部聴いてみようとと思ってるんですが。ほんとはCDで集めたいんですよね。それくらい惚れ込んでしまいました。
今年買ったアンゴラ音楽のCD、エディ・トゥッサはじめどれも素晴らしいけど、パウロ・フローレスの音楽はどっしりと地中深くに根を張った大木を思わせるようなどっしりとした存在感に圧倒される。ミディアム・テンポのセンバになす術なく寄り切られてしまう。

この「QUINTAL DO SEMBA」は2003年にアンゴラの国家プロジェクトとして製作されたもので、DVDもあるみたいなんですが、スタジオ・ライブ盤です。このプロジェクトの中心となったのもパウロ・フローレスでした。
タイトルを直訳すると「センバの裏庭」。センバという音楽のルーツやブラジル音楽との繋がりを示すような選曲がなされています・・・たぶん。作曲者のクレジットを見てもカエターノ・ヴェローゾなんかはわかるんだけど、ほかの多くのはどこの人かわからないんだよね。

冒頭ビヨーンビヨーンと鳴る弦楽器ビリンバウ?だけをバックにダル・ロギーという人が一節唸る。続いて奏されるのは王道のセンバ。と言っていいのかな。センバの打楽器類が刻むリズムはブラジルのサンバと共通する部分もありつつ違うとこもある。アフリカ的なおおらかさがある感じ。
パウロ・フローレスが多くの曲でヴォーカルを取るけど、他にもカーリトス・ヴィエイラ・ディアスやモレイラ・フィルホも素晴らしく魅力的な歌を聴かせてくれます。

カエターノやジャバンの曲とアンゴラの伝統音楽グループ、キトゥシの曲をメドレーで奏したり、大海の向こうの失われたミッシングリンクを辿るようなスリルがワクワクさせてくれる。
スタジオ・ライブながら普段スポットの当たらない自分達の音楽を、ラジオを通して多くの人に伝えられる緊張感が爽やかに高騰していく後半は特に胸躍る。センバというクレオール・ミュージックの魅力を余すところなく伝えてくれる名盤だと思う。

DVD見たいなぁ。

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