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底の割れない女の子 [R&B/JAZZ/etc]

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ティナーシェの3作目「Joyride」がアップル・ミュージックの新作で突然現れた時はびっくりした。リリース情報をまったく知らなかったので。
2枚目かと思ってたらフィジカル・リリースなかったミックステープだと思ってた前作が2作目で、これが3作目なんだって。このタイトルは2年くらい前からずっとリリースするというアナウンスだけあって延び延びになってたんですよね。
そのせいで来日も中止になっちゃったりして。

イントロダクションのような1曲目に続いて、いきなりブルンディドラムのような太鼓の音がドカドカ聴こえてくるタイトル曲。かといってアフリカっぽいかというと全くそんなことないんだけど。

全曲違うプロデューサーによる楽曲なんだけど、製作にはがっつり彼女自身が関わってるので取っ散らかった印象はなし。短いしね。どの曲もティナーシェ印の刻印がくっきり。
ただリリースまでに長々と待たされたこともあって、聴くこちらがなんとも落ち着かない気分になってるせいか、アルバムとしての全体像を図りかねてしまう。

長々と待たせて、これ聴いてもいったいどこにそんなにこだわってたのかよくわからないな。とはいえ相変わらず底が割れないというか、なんだかよくわからない娘ですよティナーシェは。
とりあえずこれはこれで楽しんでるけど、次はそんなに待たせないでね。

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インドネシアン・ネオ・ソウルの歌姫 [R&B/JAZZ/etc]

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こんな素晴らしい作品が2016年にリリースされていたとは知りませんでした。
インドネシアの歌手、エファ・セリアの1st「and so it begins」。
音楽的にはジャズ~R&Bのネオ・ソウル。
今一番流行りの音ですね。ちょっと前にそういったネオ・ソウルには今一つ乗り切れないといいましたが、この人にはすっかり魅了されてしまいました。

なんでだろう。
まずは声ですね。涼やかで軽やかなソウル・フィーリングを感じさせる。
それと全曲自作というソング・ライティング。
冒頭の曲のドラムはクリス・デイヴを思い出さずにはいられないし、ホーン・アレンジは正にイマドキのジャズらしいアンサンブル。参加ミュージシャン達が最近の新しいジャズに感化されているのは間違いない。

イマドキ感満載の音作りながら、エファ・セリア自身はあまりそういうこだわりはないんじゃないだろうか。もっとスタンダードなソングライターとしての良さが溢れていて、何かをなぞったり、狭いジャンルに閉じ込められない自由闊達さが感じられるから。

欧米の最近のネオ・ソウルにはなぞってる感を感じるのに、彼女には感じないのは、表面的にはインドネシアらしさを感じさせるところはないけど、この涼やか&のびやかなメロディにどこかクロンチョンやムラユー的なものが潜んでいるからかもしれない。というのは僕の夢想にすぎないだろうけど。

途中一曲のインタールードを挟む全8曲。34分と短いながらドラマを感じさせる構成は、無駄なところなど一分もなく密度高い音が溢れる逸品。
本作は全曲英語だけど、次作はインドネシア語で歌って欲しいな。

父親が鍵盤奏者で母親が女優で歌手。要はサラブレッドなわけで。本作のリリース記者会見では姉妹かと見まがうような美しい母親が寄り添っていた。
インスタグラムなどを除くとファッション・モデルとしても活動しているよう。ライブ映像を見ると自身でギターを持って演奏するミュージシャン・シップもあるのも良し。

ちなみに大阪のプランテーションから通販でこれを買ったけど、タワレコなどでも取り扱いはないようで、インドネシアってだけでロクに流通しないまま聴かれずにいられるなんて残念至極。まぁストリーミングで聴けるからいいのか。
混じりけなしの傑作です。

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珠玉の90年代ディープ・ハウス集 [R&B/JAZZ/etc]

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クラブ・ミュージックに入れあげてたのはもう15年くらい前かな。
ロン・トレントの名前は知ってたけど、聴き逃してた。一番有名なアルバム「プリミティブ・アーツ」もそのころちょうど廃盤だったのかも。

トレントが90年代に主宰していたレーベルPRESCRIPTIONのベスト・アルバムが昨年出てたのを最近知って、ここひと月くらいアップル・ミュージックでちょこちょこ聴いてた。多分全部90年代に発表されたものだと思う。トレント自身の曲ばかりでなく盟友シェ・ダミエの曲なども含む24曲をコンパイル。

レコードだと6枚組なんだけど、さすがにレコードはお高いし気軽に聴けない。でもCDの方は2枚組だけど、4曲少ない。そんなわけでダウンロード購入しました。全部で3時間半もある。何しろCDでカットされた4曲だけで1時間くらいあるから。時間的コスト・パフォーマンスは最高ですな。

一曲一曲長めなので気持ちよくグルーヴに身を任せられるし、ランニングの時もこういうストイックなハウスって使えるんですよ。あと電車での長い移動の時とか、本読むときのBGMにも使えるし、もちろんじっくり聴きこんでも良いしね。機能的音楽ですね。

ハウスはじめクラブ・ミュージックの魅力ってなかなか伝えるのが難しい。僕も昔は同じリズムがずーっと続くだけで何が面白いの?って思ってたし。
一曲一曲聴くもんじゃなくDJセットのパーツみたいなものとして作られてるから。こういう話をすると長くなるのでやめとこう。
今現在のハウス・ミュージックがどうなってるのかわからないけど、ここに収められた曲は今現在も人を踊らせる機能は十分に備えた珠玉のディープ・ハウスだと思います。

CDではカットされてるアンソニー・ニコルソンとロン・トレントのユニットWarp Dub Sound Systemの15分を超えるアフロ・フューチャリスティック・ダブ・ファンク!効きます!

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オイラのドラムお仕事ショーケース! [R&B/JAZZ/etc]

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昨日のオーガスト・グリーンの記事を記しながら、そういえばクリス・デイブの新作届かないなぁと思ってたら、ようやく届いた。たぶん一か月くらいかかった。なんなんだ。もちろんアップル・ミュージックでも聴けるんだけど、せっかくCD買ったから届くの待ってたのよ。

僕がこの人のドラムを初めて聴いたのはミント・コンディションってことになるだろうけど、このアルバムにもストークリーが参加してるしね。
ただちゃんと名前を認識したのはミシェル・ンデゲオチェロの2005年作「ザ・スピリット・ミュージック・ジャミア」だった。HPでミックステープがリリースされたのはもう5年くらい前かな?
だからほんとちょっと遅いくらいの初リーダー作ですよね。一応パーマネント・グループのクリス・デイブ&ザ・ドラムヘッズ名義。

最近の新しいジャズを牽引するドラマーですから話題作ですよね。ついでに最近は宇多田ヒカルにも参加するくらいだもん。宇多田ヒカルは今年ツアーをするって聞いたけど、クリス・デイブが参加したりするなら見たいなぁ。

見開きのジャケを開くと夥しい参加メンバーのクレジットが。いったい何人参加してるんだってくらい曲ごとにゲストを迎えて、ほとんどの曲に歌やラップが入る。
昨年から先行公開されていた曲を聴いてある程度想像はしていたけど、今までやってきた仕事のショーケースっぽい感じになっちゃってますね。CDをiTunesに取り込むとジャンルはR&Bでコンピレーションアルバムってなっちゃうのもさもありなん。

これならロバート・グラスパーとかが好きな人ならそりゃ気に入るよね。でもちょっとカッコよさが即座に分かりやすすぎるところが不満。意地悪く言えばちょいこじんまりと器用貧乏なアルバムとも思えなくもない。

昨年はトニー・アレンのドラムに酔ったので、今年はクリス・デイブのドラムにグルーヴィに揺れたかったのだけど、いやもちろん揺れてますけど、正直歌やラップがちょい邪魔に感じるとこもある。もっとクリス・デイブのドラムに焦点を当てたアルバムの方がよかったな。

売れっ子ドラマーだから他の仕事の合間にとりためていったんだろうけど、クインテット編成くらいで短い期間に一気に録音したようなつくりのアルバムを聴きたいな。
こっちが期待しすぎたせいもあるけど、実際もっと出来るはず。まぁ多彩なドラム・ワークを堪能できる秀作ではあります。でも次は短期集中型でお願いね。
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今が見頃聴き頃ジェイムス・ハンター [R&B/JAZZ/etc]

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やっと届いたぜ!
ジェイムス・ハンターの新作「Whatever It Takes」。
もちろん今回もサイコーです。当然です。
毎回聴くたびに思いますが、取り立てて新しいことをやってるわけじゃないのに、というか古いスタイルの音楽なのに、なぜにこんなに新鮮に響かせることができるのか。
曲作りも50年代あたりのR&Bをそのまま引き継いだようなものなのに、まったくなぞったよう聴こえない。不思議です。才能ですな。

同じ場所を掘って掘って掘って。どんどん深くなってますよ。
本作あたりほーんと、いい感じに熟成されてきたように思いますね。

そういえば先日ディスクユニオンに行ったらこれのレコードが飾ってあった。そうだような。これこそレコードで聴くべきアルバムだよな。だってジャケにわざわざ記してあるようにモノラルだし、クレジットには8トラックでレコーディングしたってあるし。
でもそれは別に古いスタイルに合わせたわけじゃなく、心の底からそれが自分たちの音楽を最良の状態で録音する手段だと信じているからなんですよね。

ヴォーカル・ナンバーはもちろんインスト「Blisters」のヤクザな趣にもしびれる。
全10曲。28分しかない。でもほんとサイッコーです。ほんとライブが見たいよ。
今が見頃聴き頃なんですよ!ジェイムス・ハンターは!!誰か呼んでよ!!!

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ダークでハードボイルドな現代ジャズ [R&B/JAZZ/etc]

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クァア~~~!ひさしぶりに現代ジャズに持ってかれました。。
最近こういうの聴いてなかったからね。
ヴィジェイ・アイヤーの新作「Far From Over」。アイヤーがECMに移籍してアルバムをリリースしているのは知ってたけど、最近はジャズっていやぁ戦前ジャズばっかり聴いてたからね。

アイヤーの新作ってだけならとりたてて興味を引かれなかったかもしれないけど、いやもちろんアイヤーが現代ジャズを代表する優れたピアニストだってのはよくわかってますけど、最近はジャズに関心が薄かったのでね。それにアイヤーはピアノ・トリオが多いし。管が入ってないと今一つ興味を引かれないの私は。ただの趣味の問題です。

しかーし、今回はグレアム・ヘインズが参加してるってことで、おぉ!っと身を乗り出してしまいました。最近もヘインズの「The Griot's Footsteps」と「Transition」をひっぱりだして聴いたりしてたので。

メンツはVijay Iyer(p, el-p), Graham Haynes(tp, cor, electronics), Steve Lehman(as), Mark Shim(ts), Steve Crump(b), Tyshawn Sorey(ds)というセクステット編成。ドラムがタイショーン・ソーリーってところも興味を引かれるし、ついでにスティーブ・リーマンでしょ。ベースとテナーは初めて名前を聴く人だけど。
Yotubeで短い2つのティーザーを見ただけで、こりゃ傑作と痺れちゃいましたよ。

このダークなアンサンブル!こういうのに弱いんだよぉ。



果たして早速買ってきた本作。私の読みは外れてませんでしたよ。
ヘインズが参加してるからってわけじゃないけど、ちょっとM-Baseを思い出す瞬間もある。
アイヤーのこのメンツを活かすために作られたに違いない楽曲の魅力も素晴らしい。アンドリュー・ヒルに通じるところがあると思いました。
ヘインズの訥々と語るようなソロにうれしくなる。リーマンの幾何学的スピード感や初めて聴くマーク・シムのゴリゴリと男気あるテナーにもテンションあがる、何より後ろから強力にプッシュしてくるタイショーン・ソーリーがすんごい。やっぱすごいドラマーだわ。このドラムのせいで知性に流れずガチンコなジャズがゴロゴロと転がっていく、そのグルーヴがカーッコイイわけですよ。
猛者に好きにやらせながら自分の音楽に昇華するアイヤーの手腕がなにより流石です。

ECMらしからぬダークでハードボイルドなドラマを感じさせる現代ジャズ。傑作です。
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ジョニーがパーシーを歌う [R&B/JAZZ/etc]

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今日は夕方走った。でもまだ4時頃だと十分すぎるほど暑い。あと1時間くらい遅くてもいいな。それはともかく先週はメアリーJを聴きながら走った。走るのに適した音楽ではないんだけど、ヘビロテ盤なので。

サンバを聴きながら走れば、あぁ夏だなぁとか思い、ラテンならリズムに合わせて足取り軽く、もっとハードなダンス・ミュージックであればストイックなアスリート気分になったりするんですが、ブルースを聴きながら走るってのはどうだろうと思い、今日はこの盤をチョイス。ジョニー・アダムス「Walking on a Tightropo」(1989)。
結果としてはブルースは走るのにはあまり適してないかな。うーんいいアルバムだぁ。と思いながらも走るのには合ってなかったかな。

そんなわけで今改めて聴いている。いいアルバムなんですよ。ちょっと前にこの人の「Verdict」を取り上げましたけど、アルバムの出来に甲乙のない人ですね。
副題が「The Songs of Percy Mayfield」とあるとおりのアルバムです。パーシー・メイフィールドといえばたくさんのヒット曲を書いた人です。一番有名なのはレイ・チャールズの「ヒット・ザ・ロード・ジャック」ですかね。あと「Plese Send Me Someone To Love」もスタンダード。本人もバラディアーとしてなかなか味のあるシンガーでしたけど、ソングライターとしてより有名な人です。

このアルバムでは有名な曲は取り上げてないな。
ギターはウォルター・ウルフマン・ワシントンとデューク・ロビラードを配し、ピアノはジョン・クリアリーか。腕利きのバックを得て、ジョニー・アダムスは一節ひとふしにブルースを込めていく。豊かな声量と憂いが後を引く前に切り上げていくような歌い口が旨い。旨い歌です。ほんと。ホーン入りのバックの演奏がまた特別なことは何もしてないのに旨い。ほんといい気分にしてくれる音楽です。プロデューサーのスコット・ビリングトンがデザインしたジャケもセンスいい。

軽く今日はこれを聴いた、といういつもの記事にするつもりが長くなった。ブルースというとギター弾く人ばかりにスポットがあたりがちなので思わず力が入ったかな。
ともかくもこれも名盤。
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「痛み」を引き受けたリアルな歌 [R&B/JAZZ/etc]

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メアリー・J.ブライジは決して抜きん出て歌が上手い人じゃない。どころかデビュー当時は歌が平坦だとかろくに歌えないくせにと先輩歌手から揶揄されることもあった。
でも気が付くと次作で引退を発表したアレサ・フランクリンを継ぐクイーン・オブ・ソウルと目されるまでの歌手になった。
僕は彼女の歩みにずっと耳を傾けてきたような聴き手じゃない。どころか彼女のCDを買うのは初めてかも?いや「My Life」は持ってたような・・・とそんな感じ。

それはともかくこの新作「Strength of a Woman」はすごい。
何がって歌ヂカラというものが。
デビュー当時とは比べ物にならないくらいパワフルで繊細な歌心も聴かせるようになったとは言え、未だに飛び抜けた歌唱力というわけじゃないのに、歌が胸の奥までグイグイせまってくる。その歌ヂカラがすごい。

その歌ヂカラがどこから来るかといえば、彼女の歌は「リアル」だということだろう。
そして何が「リアル」なのかといえばそれは「痛み」だと思う。
歌の中にある「痛み」が絵空事でなく、愛に疲れ傷つき、それでも自分自身であろうとするソウルがメアリーJの歌には隅から隅まで詰まっている。だからこそ長きにわたって多くの聴き手の心を掴んで離さない。それは彼女だけの「痛み」ではなく、聴き手一人ひとりの「痛み」に他ならないから。

冒頭カニエ・ウェストを迎えた「Love Yourself」では重苦しいグルーヴの中「自分自身を愛するのよ。他の誰かを愛する前に」と歌う。続く「Thick Of It」では「愛って白黒つけられるものじゃない。そんな簡単じゃないの」。普段歌詞にはほとんど気を払わないのに言葉に耳を傾けてしまう。
続くファルセットを交えて歌われるジャジーな「Set Me Free」。
ストイックな彼女の歌に引っ張られるように、流行への目配せも怠りないバックトラックにも関わらず、どの曲も浮ついたところは感じられない。

このアルバムは曲間というものがほとんどない。1曲終わると間髪入れずに次曲が始まる。
アップテンポなのは後半の「Find The Love」くらいで、、ミディアム・テンポのシリアスな曲が続くのに重苦しくならないのは、この曲間なく続いていく「痛み」を伴ったグルーヴがある種「甘美」さを持っているからかもしれない。

終盤タイトル曲「Strength of a woman」で痛みを引き受けながらも気高い女であろうとする決意が綴られる。
メアリー・J.ブライジ、あなたは気高く美しい魂。
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マディの円熟期の輝き [R&B/JAZZ/etc]

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今日はFlowerのシングルのリリース日なのに、アマゾンにオーダーしたCDが届かない・・・なんだよーもう。スポティファイでとりあえず聴いたけど、DVDも早く見たかったのにぃ・・・タワレコなんてフラゲ日に届けてくれるのに失敗した。

送料をチャラにするために抱き合わせてオーダーしたのはなぜかマディ・ウォーターズ。なぜかこっちだけ届いた。Flowerとマディを一緒に買うのは俺だけだろうなぁ。

実はマディは「ベスト・オブ~」しか持ってません。それもレコードで。
そもそも僕がブルースを聴き始めた頃はまだレコードの時代で、それにそもそも僕はブルースをあれもこれもと聴きまくった覚えがない。ブルースに興味を持った最初の頃に買った基本アイテム的なレコードを繰り返し聞いてきた感じなんですよね。ライトニンの「モージョ・ハンド」とかロバート・ジョンソンなら「キング・オブ・ザ・デルタ・ブルース・シンガーズ」の2枚やボビー・ブランドの「ツー・ステップ・フロム・ザ・ブルース」とか。全部レコードなんですよ。

マディを聴きたくなったら「ベスト・オブ~」を聴くと。
まぁ今ならスポティファイでも聴くことはできるし、実際聴くんですけど。
でも「ベスト・オブ~」以外の曲を集めた手頃なCDが欲しいなと思って見つけたのが「トラブル・ノー・モア~シングルズ1955-1959」。このCD全然知らなかった。89年に編纂されたものらしいからずっと昔からあるアイテムじゃないんですね。でも89年くらいから僕はブルースを聴き始めたんだけど、全然知らなかったな。ジャケも見た覚えがない。

これすごくいいです。
一般的にはマディの全盛期は40年代後半から50年代前半と言われてるみたいですけど、この頃も悪くない、どころかとてもとても良い。全体的にアップテンポの曲が多いからロック・ファンには「ベスト・オブ~」よりもこっちの方がアピールする気もするな。

この頃になるとマディは自身でギターは弾かずに、演奏は腕利き揃いのバンドに任せて気分良く唸ってる感じですね。ハーモニカなんて曲によってはリトル・ウォルターとジェイムス・コットンと二人もいる。「ベスト・オブ~」の頃のようなスリルや緊迫感とかはないかわりに軽快なノリの良さが心地よし。

ウゥ!という掛け声も笑えるマンボな「シーズ・イントゥ・サムシング」なんて曲も聴けるし、ジャケもかっこいいし、マディの円熟期の輝きを捉えた好編集盤です。
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ニューオリンズ・ブラス・ファンクは不滅なり [R&B/JAZZ/etc]

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クアァー!こりゃ最高!
1曲目聴いただけでもう傑作間違いなしと確信しましよ。
スーザフォンがブリブリでもうこれで腰が動かなきゃ嘘だろ。

とか言ってCD買うのは初めてで、これが何枚目かも知らない。
ニューオーリンズのホット8ブラス・バンドの新作「On The Spot」。
昨年末にスポティファイで先行シングルを聴いて楽しみにしてたんですが、こりゃもう今年最高のファンク・アルバムなのは間違いなし。
荒々しい活気にあふれた演奏がもう腰を直撃。生まれた時に既にヒップホップを通過している世代らしいリズム感が、自然とコンテンポラリーなグルーヴを獲得している。ニューオリンズ・ブラス・ファンクは不滅なり。もちろんここには心優しきソウルもたんまりとあります。

これ以上説明する必要あるかな。
バンドオリジナル以外には「St. James Infirmary」やスティーヴィー・ワンダー、ナタリー・コール、シャーデーにメイズの曲をやってます。多くの曲が6分を超える濃厚極まりないズブズブのファンクでもうたまりません。
「St. James Infirmary」のようなスロー・ナンバーでさえ黒く滴るようなグルーヴに溢れているし、「Sweetest Taboo」も俺たちがやるとこんなんなっちゃうんだよって感じのブリブリのセカンド・ライン。 スーザフォンがブリブリ過ぎて大音量で聴くにはヘッドフォンしなきゃなんないよ。

先人の築いた伝統の上に、若い世代のリアリティを自然と重ね合わせたようなグルーブが嬉しくなる。聴き終わった後も、まだ地面が揺れている錯覚に陥るこんな重量級ファンクは、そうそう聴けるもんじゃない。いやいやこれはほんとすごいや。

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