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頑固一徹不器用この上ない声に滲む歌心 [ポップ/ロック]

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昨年に続いて早くもヴァンの新作「Roll With the Punches」が届いた。2015年の「Duets: Re-Working The Catalogue」からだと3年連続のリリース。まぁ元々多作な人ですけど。
今回はブルース・アルバム。カバーが中心で、新曲もあるけどオリジナルは過去の自作の中でブルース的な曲の再演なども。

ヴァンは昔からライブでもカバーをよくやりますけど、ヴァンってけっこうジャズに長く親しんできているせいか、ジャズ・ミュージシャンが自作以外にスタンダードや他人の曲を演奏するのと同じ感覚なのかもしれない。自作もカバーも関係なく歌いたい歌を歌う。

スポティファイで最初に公開されたのがサム・クックの「Bring It On Home To Me」で、これは74年のライブ・アルバムでも取り上げてた。サムのオリジナルよりスローなアレンジもそのまま。40年近くたってのスタジオ録音。

でもこれ最初聴いたとき、なんだかオヤジのカラオケに付き合わされてるみたいに感じちゃった。もともとヴァンは上手いというより旨い歌手なわけですけど。以前も書いたけど、90年代以降は腹8分目、ゼロ年代以降は腹6分目のソウルで声を張れば美味しく頂ける。
でも時にかなり大雑把にも聴こえちゃうんですよ。アジア歌謡やアラブ、ギリシャの上手くて旨い歌手をいっぱい聴いてしまった耳には。オリジナルだったら気にならないんだけど、カバーだと比べる対象が明確にあるから。だって出だしの「イフ・ユー・エ~~~ヴァ~アアア」って。オイオイオイだよ。ジェフ・ベックのギターがこれまた見事なだけにね。

でもこうしてちゃんとCDを買ってきてアルバム通して聴いてみれば、やはりまぁそう感じるところも多々ある。これは名演と呼べるような歌唱なぞここにはありゃしません。ヴァンが長年の愛唱歌を気分よく歌っている。それだけ。

ただ。ただね。
重ねた年月の重みが頑固一徹、不器用この上ない声に滲んで、それがなんとも味わい深く、他では得難い歌心を生んでいるともいえるわけです。その不器用な歌声を愛する人には何にも代えがたいアルバムじゃないでしょうか。かく言う私もそんな歌声を愛してきた一人なわけです。こんな誉めてるんだか貶してるんだかわからないこと言うファンは私だけでしょうな。

タイトル曲は自作のブルースで作詞家ドン・ブラックとの共作だけど、曲自体はもうこりゃ「フーチー・クーチー・マン」だな。そのまんまやん。カウント・ベイシーなんかを取り上げてるのがヴァンらしい。モーズ・アリスンの「Benediction」は何回もカバーしてるけど、ここでの演奏が一番若々しく感じられる。やっぱりしょっちゅうライブをやってる現役感が歌にも演奏にも溢れてるんだよな。それが音楽を瑞々しくしている。
ゲストではジェフ・ベックが際立ってる。やはり素晴らしいギタリストですな。

そしてツアー・バンドを中心としたバックの演奏が旨い。これがなかったらきつかったかもな。
今日ではブルースというのはもう黒人よりも白人のほうが多く演奏する音楽なんじゃないでしょうか。ホワイト・ブルースとか、ブリティッシュ・ブルースなんて言い方もあるし、いちジャンルとして確立されてますよね。あまり興味はないけど。
ここでの演奏は、非黒人が演奏するブルース表現、アイルランド~イギリス人の演奏するブルースとしては、最高の部類に入るんじゃないかと思う。

そういえばこのアルバムのジャケ。最初はプロレスラーが技をかけてる写真だったんですよ。
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初めて見たときはびっくりしたな。でも今までのヴァンのジャケにはなかったユーモアが感じられて、いいじゃん!って。でもこのモヒカンのビリー・トゥー・リバースっていう50-70年代に活動していた人らしいんですが、この人が「俺には何の連絡もなかった」って訴えたんですよ。すぐに和解したんですけど、結局ボクサーの写真に差し替えられちゃった。新しい方は普通にカッコいい感じになっちゃって、最初のほうがなんか笑えてよかったのにな。まぁボクサー・ヴァージョンもいいですけど。
このジャケのせいもあってまたレコードで欲しくなっちゃった。
そんなわけでダラダラ書いてきましたが、結論としては結構気に入ってます。

鍵盤奏者ジュールス・ホランドの音楽TV番組の記念イベントに出演した時の映像。ヴァンの王道コード進行による、らしいアイリッシュ・ソウル。さすがにこの手は旨い。

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手紙が届けてくれたもの [ポップ/ロック]

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昨日見た映画「ハローグッバイ」。
あんまりよかったので、今日も出かけたついでにもう一度見てきた。
改めていい作品でした。特別な作品になったかな。
この映画で印象的に流れるテーマ曲「手紙が届けてくれたもの」。出演もしている鍵盤奏者渡辺シュンスケによる作品。名義はソロ・プロジェクトSchroeder-Headz。
サントラはなくこの曲だけリリースされているので、250円にてダウンロード購入。シンプルなピアノに途中からスティールパンと弦楽四重奏が重なる。映画に使用されたのはスティールパンはなかったような。初夏の風が香るような美しい曲です。

途中から曲が流れます。

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看板に偽りなしのライブ盤 [ポップ/ロック]

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楽しみにしていたスティーブ・ウィンウッドのライブ盤。
タイトルの「Winwood Greatest Hits Live」というのは、どこか控えめな印象のあるウィンウッドに似つかわしくないタイトルだけど、いや確かにスペンサー・デイヴィス・グループ~トラフィック~ソロ、ブラインド・フェイス時代の曲まで代表曲、ヒット曲を網羅しているんだから、この看板に偽りなしのライブ盤です。

ウィンウッドの最新スタジオ作となると2008年の「ナイン・ライブス」になるけど、ツアーは毎年しているんですよね。2003年の「アバウト・タイム」以来ドラム、パーカション、ギター、サックスに自身のオルガンというベースレスのコンボ・スタイルでライブをやってるんですが、これがもうすんばらしく良くって。フットペダルでベースラインを演奏しちゃうってもうほんと名人芸ですよね。20004年あたりに確かフジロックにきましたけど。そういえばクラプトンとのブラインド・フェイスを演奏するライブってのもあったな。

まぁその現在のバンドとの充実のライブ盤ですよ。有機的なグルーヴといえばいいのかな。長年培ってきた様々な音楽が熟成され有機的に結びついて生まれるグルーヴが素晴らしい。
ただこのアルバム。細かいクレジットが全然ない。ミュージシャン・クレジットは現在のメンバーが記されてますけど、そのメンバーで演奏されるのは2枚目の4曲目までで、その後のトラフィック・ナンバー4曲はどうも94年のトラフック再結成ライブのもののようで、その後のソロ・ナンバーは97年の「ジャンクション7」のツアー時のテイクのようだ。だってホーン・セクションやベース、複数の女性コーラスとかはいってるから。新しいものと古いもので20年近い開きがあるってのがちょっと・・・
まぁ演奏自体は高品質なので文句はないんですけどね。

最初曲目を見て大好きな「Arc Of A Diver」が入ってたので、現在のバンドでのこの曲の演奏が聴けると思って楽しみにしてたんだけど。「Freedom Overspill」とかも。そこがちょっと残念。
最近のセットリストみてもウィンウッドのライブはけっこう短いのかな?だいたいアンコール含めて13曲くらいしか演奏しないみたいだから、CD1がほぼいつものセット・メニューという感じなんだろうか。これだけで75分くらいあるから。

とはいえほんとライブ自体は高品質。文句言っときながらベスト・テイクは「Arc Of A Diver」かな。この曲大好きなんですよ。
Youtubeではこのリリースに併せていくつかの映像も公開されてる。なのにDVDとかつけずにCDだけってのが良い。DVDつけて欲しいって人多いかもしれないけど、僕はライブ盤はCDだけのほうが僕はいい。音楽に集中できるし、何度も聴けるしさ。

演奏についてあまり触れてないけど、ウィンウッドだからね。歌も演奏も文句なし。
素晴らしいですよほんと。

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誤解も受け入れる大らかな歌 [ポップ/ロック]

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昨日の朝、ラジオから宇多田ヒカルの新曲「大空で抱きしめて」が流れてきた。
昨年のアルバムはもう僕の中ではなかったことになってることもあって、しばらく彼女に興味を持つこともないだろうと思ってたんですが、その新曲を聴いていきなりまた惹きつけられてしまいました。早速ダウンロード購入。

本人が出演する水のCMで使われてるそうですけど、僕は見たことなかった。
「花束を君に」から連なる日本語の響きを大切にした広がりある歌が素晴らしい。大きく開けた空に翼を広げるような歌声は聴き手の心も解き放つ。頑なでいるより多少の誤解も受け入れる大らかさが歌を開放的にしてるんでしょう。

印象的なギターのリフに導かれて始まるんですが、続いて聴こえてくるハイハットの刻みがなんとも不思議。スネアなどはステディにリズムを刻んでいくのにこのハイハットは何?と思ってたら、ドラムを叩いているのは、なーんとクリス・デイヴっていうじゃない。びっくり。
確かに今最も注目されているドラマーの一人ではあるけど、宇多田ヒカルのバックで叩くとはねぇ。

それはともかくこの曲で、彼女はもうR&B云々でない独自のソウル・ミュージックを創造してしまってますね。やっぱりそこらの歌手とは格が違うと再認識。
来週リリースされるドラマ主題歌「Forevermore」も楽しみ。

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Just You and I届く [ポップ/ロック]

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本日リリースの安室ちゃんのシングル「Just You and I」が届きました。
テレビ・ドラマの主題歌。カップリングの「Strike A Pose」もCMのタイアップ。彼女のシングルはまぁ必ずと言っていいほど何かしらタイアップが付いてんですよね。

歌番組にはもう何年も出てませんけど、CMや広告などには登場するし、曲もこうして必ず多くの人に聴かれてるところに露出するというわけで、相変わらず磐石です。

曲の方もシングルなので、「Just You and I」はわかりやすいJ-POPなバラードで、「Strike A Pose」は先日リリースされたライブDVDでも歌われていた安室ちゃん印のダンス・ナンバーです。

9月の沖縄は行けませんけど、年末あたりに東京でもライブをしてくれるんじゃないかと期待して待っている今日この頃です。

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一つひとつハードルをクリアするサイサイ [ポップ/ロック]

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届いた届いた。
昨日リリースされたサイレント・サイレンのダブルタイアップ・シングル「AKANE/あわあわ」。
昨日からスポティファイで何度もリピートしてました。
今回も期待を軽くクリアした素晴らしい出来です。

「AKANE」はテレビドラマのエンディングテーマで、それに合わせた親子をテーマにしたミディアム・スローの意外にこういう曲はサイサイには少ないですね。
この曲の作詞はすぅで作曲はいつもどおり3曲ともクボナオキです。
平易な言葉を使いながらもすぅっていい歌詞を書くなぁと最近よく思います。曲構成がシンプルながらドラマチックで、とりたてて特別なアレンジではないのに膨らみがあるのは、やっぱり演奏力が上がってくるから。
良~い曲だなぁ。ほんと。

「あわあわ」はNHKの子供向けの科学番組「すイエんサー」のテーマ曲ということで、あいにゃんが作詞した、おもわず「♫あわあわあわしゃぼんだマ~ジック♫」と口ずさんでしまう楽しい曲です。媒体に対して誠実に仕事して結果を出すサイサイが頼もしい。現在最高のパワーポップ曲だと思います。

もう一曲カップリング曲があって「Kaleidoscope」。
このアルバムの隠れたハイライトがこの曲。ミディアム・テンポのロック・ナンバーで、サイサイはいつもアルバムにしろシングルにしろ自分たちで決めたハードルを一つひとつクリアしているような印象があるんですけど、今回のシングルも同様に三曲とも曲調やアレンジに創意工夫がよく現れてる。この曲は特にそれが顕著。感想のドラムとギターには痺れるな。ひなんちゅのドラム。めちゃくちゃ練習したんだろうなぁ。ライブは大丈夫か?ちょっと心配になっちゃうけど。
そんなわけで三曲とも傑作です。
あとこのジャケ写いいな。ナチュラルなポートレイトで。MVでもこの衣装で演奏してます。

それと今回はDVD付きが二種類あってAタイプを買ったんですけど、こっちは「AKANE」のMVとメイキング付き。アマゾンで予約したときは内容が分かってなくてライブ映像がついてたらいいなと思ってたんですが。正直MVならDVD付きでなくても良かったんですが、公開されたMVがとってもいい出来だったんで、このDVD付きで良かった。でもBタイプのDVDも気になる。

タイアップのドラマに出演している縁でしょうが、大杉漣がいい味出してんですよね。ガールズバンドのMVだからって手抜きなしのプロの仕事っぷりに感心。娘役を演じるすぅもなかなか役者じゃん。

昨日からYoutubeでもフルでアップされたのでどうぞ。何度見てもウルウルしてしまう。

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今年のGWのハイライトはこれ! [ポップ/ロック]

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このGWはとりたてて遠出はしなかったけれども、カンボジア・フェスは楽しかったし、レコード・プレーヤーを新調して聴きたかったレコードも聴けるようになったし、なんか結構充実してたな。

そんなGWのハイライトはやっぱりこれ!
安室ちゃんのDVD「namie amuro LIVE STYLE 2016-2017」!
このGW中に、昨年8月から続いていた長い長いツアーがようやく終わったばかり。それに合わせるかのようにツアーDVDがリリースされました。

今回は2枚組で一枚目はライブを丸ごと。二枚目はステージ・セットと曲が変わったアンコールの部分だけを2種収録したもの。
僕が行ったのは11月だったのでこの二枚目に収録されているクリスマス・ソング「クリスマス・ウィッシュ」でのステージセットがクリスマス・ヴァージョンの時でした。他にハロウィン・バージョンが収録されてます。

それにしても歌いまくり踊りまくりの本編全27曲2時間のステージを100本もやったなんて、ほんと尊敬します。アスリートですがな。相変わらず最近の曲ばかりで古くても2007年の「Hide & Seek」「Baby Don't Cry」くらい。安室ちゃんって昔の曲でも変に崩したりフェイクとかしないとこがいいなと思う。

細かい感想は記しませんが、もう最初から最後まで圧倒されっぱなしの最高のステージ。なんかもうただただカッコイー、サイコーみたいな感想しか出てこないんですよね。安室ちゃんの場合。ついでにもう結構いい年なのに相変わらずカワイイ。無敵のクイーン・オブ・ヒップ・ポップですがな。

気づいているとは思いますが、毎年のベスト10だってDVDも入れたらいっつもベスト1は安室ちゃんなんですよ。ほんとはね。
今回も文句なし。安室ちゃんと同じ国に生まれて同じ時代を生きられる幸福を感じずにいられない最高のライブDVDです!

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E-girlsの別働隊によるヒップホップ [ポップ/ロック]

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E-girlsのパフォーマー3人によるヒップホップ・ユニット、スダンナユズユリーの1stシングル。はっきり言って全くノーマークの三人でした。三人ともパフォーマーだったからね。
でもこのシングルは抜群です。

カラフルなジャケ同様、カラフルな楽曲を元気いっぱいに踊りまくりラップする三人が最高。カップリングの「First Time」も良い。歌は武部柚那が担当し須田アンナとユリノがラップ担当。歌は水準以上の実力ありでオッケー。ラップの方もも好きこそものの上手なれの未完成なところも若さの特権的な魅力。
最後の「こんにちWhat's Up! 」は2分ほどの小品ながらラップによくある自己紹介ナンバーで、これもまた楽しい。

とにかく若さが屈託なくはじけていて、それが音楽全体に溢れているから聴いてて清々しいんだよね。この路線でシングルを重ねてアルバムまでいってほしいな。大好き。
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ハピネスの攻めの一手 [ポップ/ロック]

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リリースからちょっと間が空いたけど、Happinessのシングル「Rewind」ももちろん買いました。やっぱシングルは気に入った!と思ったらすぐに買って楽しむのが一番いいんだよね。

一昨年のシングル「Holiday」でヒップホップ路線に活路を見い出してからはずっと、シングルは同じヒップホップ路線ですが、今回も同路線ながらカップリングも含めギターを全面に出したハードな曲調の2曲。
タイトル曲「Rewind」はハードなギターリフを使った言ってみりゃランDMCの「ウォーク・ディス・ウェイ」路線。
カップリングの「We like it!」は「Rewind」以上に騒がしい曲で、趣味の良い音楽ファンが顔をしかめる事必至の耳障りにウルサイ素晴らしい曲に仕上がってます。

どちらもメインにラップするのは藤井夏恋なんですが、それだけだと単にうるさいだけになりそうなところを、ぐっと引き締めるのが川本璃の歌です。ハリのある重心低い声が曲に艶かしいグルーヴをもたらす。この娘はE-girlsにしては珍しくエロい雰囲気を持ってますよね。いや声の話ですけど。結構声量もありそう。川本璃が一曲丸ごと歌うファンキー・ナンバーとか聴きたいな。

ともあれハピネス相変わらずの攻めの一手。
文句があるとすればこのジャケ。ダサい。
メンバーの写真を使ったほうが絶対良かったのに・・・
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サイサイのネクスト・ステージ! [ポップ/ロック]

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サイレント・サイレンのシングル「フジヤマディスコ」。
結論から言っとくとサイサイのネクスト・ステージを示す大傑作です。

昨年はアルバムはあったけど、シングルはなかったんですね。なので久しぶりなシングルなんですが、ついでにこれはレコード会社移籍第一弾。今まで所属していたドリーミュージックってあんまり聞いたことない会社だと思ってましたが、新興レコード会社だったんですよね。移籍したのはEMIですから、これからはプロモーションもよりいっそう力が入ってくるでしょう。

それはそうと中身です。
全曲作曲はいつもどおりクボナオキで作詞は2曲目をゆかるんが担当している以外はすぅが書いてます。
まずタイトル曲「フジヤマディスコ」は名前の通りのアゲアゲなディスコ・ナンバー。あいにゃんのスラップがかっこよすぎるんですが、シンセの音色はディスコというよりはEDMな露悪感もあり。でもそれも魅力に転化してしまうようなパワーが今のサイサイにはある。A-B-C-サビと曲構成もドラマチックなパワー全開な曲で新しいサイサイを見て!って感じの曲です。

2曲目「Love Balloon」と4曲目「Days.」はこれまでどおりのサイサイのイメージを踏襲した曲。でもパワー・ポップな「Love Balloon」は勢いだけじゃないリズム隊のグルーヴがあるから、これまで以上に魅力的だし、「Days.」もセンシティブなポップさが、らしいサイサイ・ソング。この曲だけじゃないけどゆかるんのコーラスは思った以上に縁の下の力持ち的に曲の完成度を上げているんだなと今頃気付く。さすが昨年は半年以上ツアーに明け暮れただけあって底上げされた演奏力が音楽を豊かにしている。

3曲目「Pandra」がこのシングルの白眉。
タイトル曲同様、新しいサイサイを見せようという気概の感じられる楽曲。この曲もあいにゃんのスラップが目立ってますが、ピアノもよし。猪突猛進だったひなんちゅのドラムはタメが出てどっしりとしてきた。そうなると技術的には群を抜いていたあいにゃんのベースとともにファンキーなグルーヴを形作っている。途中変拍子を交えたり転調したり、これまでこんなに技巧的な曲はなかったな。曲としては渋いタイプかもしれないけど、はっきり言ってめちゃくちゃカッコイイ!やっぱりあいにゃんのベースに耳が言ってしまうけど、ギターのカッティングもファンキーだし、もう最高にグルーヴィですよ。
この曲を聴いていよいよサイサイはスキャンダルに肩を並べたかなと思う。ガールズ・バンドという呼称のせいで軽く思われちゃって残念だけど、要は現在世界最高峰のロックってことですよ!

このシングルは曲だけの通常盤と、MVのDVD付きとライヴのDVD付きと3種あるんですけど、僕が買ったのはライブのDVDがついたもの。
昨年暮れに参戦した東京体育館でのライブが5曲も。これはもう最高に楽しい。特にラストの「チェリボム」の底抜けの楽しさキラキラさにはもうちょっと泣きそうになってしまう。自分もここにいたんですけどね。最後にリハ風景などのドキュメントもあり充実の34分。

新曲4曲とライブ&ドキュメント映像もついて1800円だったらお釣りがくるくらい。こんなに充実しているとMV付きの方も欲しくなっちゃうよ!
すでに11月まで続くツアーが決まっているし、ファイナルの武道館にはぜひ駆けつけたい。もう今年のリリースはないかもしれないけど、間違いなく来年のニュー・アルバムは傑作になるでしょう。気が早すぎるけそう言いたくもなるサイサイの傑作シングルです!
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