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Just You and I届く [ポップ/ロック]

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本日リリースの安室ちゃんのシングル「Just You and I」が届きました。
テレビ・ドラマの主題歌。カップリングの「Strike A Pose」もCMのタイアップ。彼女のシングルはまぁ必ずと言っていいほど何かしらタイアップが付いてんですよね。

歌番組にはもう何年も出てませんけど、CMや広告などには登場するし、曲もこうして必ず多くの人に聴かれてるところに露出するというわけで、相変わらず磐石です。

曲の方もシングルなので、「Just You and I」はわかりやすいJ-POPなバラードで、「Strike A Pose」は先日リリースされたライブDVDでも歌われていた安室ちゃん印のダンス・ナンバーです。

9月の沖縄は行けませんけど、年末あたりに東京でもライブをしてくれるんじゃないかと期待して待っている今日この頃です。

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一つひとつハードルをクリアするサイサイ [ポップ/ロック]

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届いた届いた。
昨日リリースされたサイレント・サイレンのダブルタイアップ・シングル「AKANE/あわあわ」。
昨日からスポティファイで何度もリピートしてました。
今回も期待を軽くクリアした素晴らしい出来です。

「AKANE」はテレビドラマのエンディングテーマで、それに合わせた親子をテーマにしたミディアム・スローの意外にこういう曲はサイサイには少ないですね。
この曲の作詞はすぅで作曲はいつもどおり3曲ともクボナオキです。
平易な言葉を使いながらもすぅっていい歌詞を書くなぁと最近よく思います。曲構成がシンプルながらドラマチックで、とりたてて特別なアレンジではないのに膨らみがあるのは、やっぱり演奏力が上がってくるから。
良~い曲だなぁ。ほんと。

「あわあわ」はNHKの子供向けの科学番組「すイエんサー」のテーマ曲ということで、あいにゃんが作詞した、おもわず「♫あわあわあわしゃぼんだマ~ジック♫」と口ずさんでしまう楽しい曲です。媒体に対して誠実に仕事して結果を出すサイサイが頼もしい。現在最高のパワーポップ曲だと思います。

もう一曲カップリング曲があって「Kaleidoscope」。
このアルバムの隠れたハイライトがこの曲。ミディアム・テンポのロック・ナンバーで、サイサイはいつもアルバムにしろシングルにしろ自分たちで決めたハードルを一つひとつクリアしているような印象があるんですけど、今回のシングルも同様に三曲とも曲調やアレンジに創意工夫がよく現れてる。この曲は特にそれが顕著。感想のドラムとギターには痺れるな。ひなんちゅのドラム。めちゃくちゃ練習したんだろうなぁ。ライブは大丈夫か?ちょっと心配になっちゃうけど。
そんなわけで三曲とも傑作です。
あとこのジャケ写いいな。ナチュラルなポートレイトで。MVでもこの衣装で演奏してます。

それと今回はDVD付きが二種類あってAタイプを買ったんですけど、こっちは「AKANE」のMVとメイキング付き。アマゾンで予約したときは内容が分かってなくてライブ映像がついてたらいいなと思ってたんですが。正直MVならDVD付きでなくても良かったんですが、公開されたMVがとってもいい出来だったんで、このDVD付きで良かった。でもBタイプのDVDも気になる。

タイアップのドラマに出演している縁でしょうが、大杉漣がいい味出してんですよね。ガールズバンドのMVだからって手抜きなしのプロの仕事っぷりに感心。娘役を演じるすぅもなかなか役者じゃん。

昨日からYoutubeでもフルでアップされたのでどうぞ。何度見てもウルウルしてしまう。

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今年のGWのハイライトはこれ! [ポップ/ロック]

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このGWはとりたてて遠出はしなかったけれども、カンボジア・フェスは楽しかったし、レコード・プレーヤーを新調して聴きたかったレコードも聴けるようになったし、なんか結構充実してたな。

そんなGWのハイライトはやっぱりこれ!
安室ちゃんのDVD「namie amuro LIVE STYLE 2016-2017」!
このGW中に、昨年8月から続いていた長い長いツアーがようやく終わったばかり。それに合わせるかのようにツアーDVDがリリースされました。

今回は2枚組で一枚目はライブを丸ごと。二枚目はステージ・セットと曲が変わったアンコールの部分だけを2種収録したもの。
僕が行ったのは11月だったのでこの二枚目に収録されているクリスマス・ソング「クリスマス・ウィッシュ」でのステージセットがクリスマス・ヴァージョンの時でした。他にハロウィン・バージョンが収録されてます。

それにしても歌いまくり踊りまくりの本編全27曲2時間のステージを100本もやったなんて、ほんと尊敬します。アスリートですがな。相変わらず最近の曲ばかりで古くても2007年の「Hide & Seek」「Baby Don't Cry」くらい。安室ちゃんって昔の曲でも変に崩したりフェイクとかしないとこがいいなと思う。

細かい感想は記しませんが、もう最初から最後まで圧倒されっぱなしの最高のステージ。なんかもうただただカッコイー、サイコーみたいな感想しか出てこないんですよね。安室ちゃんの場合。ついでにもう結構いい年なのに相変わらずカワイイ。無敵のクイーン・オブ・ヒップ・ポップですがな。

気づいているとは思いますが、毎年のベスト10だってDVDも入れたらいっつもベスト1は安室ちゃんなんですよ。ほんとはね。
今回も文句なし。安室ちゃんと同じ国に生まれて同じ時代を生きられる幸福を感じずにいられない最高のライブDVDです!

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E-girlsの別働隊によるヒップホップ [ポップ/ロック]

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E-girlsのパフォーマー3人によるヒップホップ・ユニット、スダンナユズユリーの1stシングル。はっきり言って全くノーマークの三人でした。三人ともパフォーマーだったからね。
でもこのシングルは抜群です。

カラフルなジャケ同様、カラフルな楽曲を元気いっぱいに踊りまくりラップする三人が最高。カップリングの「First Time」も良い。歌は武部柚那が担当し須田アンナとユリノがラップ担当。歌は水準以上の実力ありでオッケー。ラップの方もも好きこそものの上手なれの未完成なところも若さの特権的な魅力。
最後の「こんにちWhat's Up! 」は2分ほどの小品ながらラップによくある自己紹介ナンバーで、これもまた楽しい。

とにかく若さが屈託なくはじけていて、それが音楽全体に溢れているから聴いてて清々しいんだよね。この路線でシングルを重ねてアルバムまでいってほしいな。大好き。
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ハピネスの攻めの一手 [ポップ/ロック]

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リリースからちょっと間が空いたけど、Happinessのシングル「Rewind」ももちろん買いました。やっぱシングルは気に入った!と思ったらすぐに買って楽しむのが一番いいんだよね。

一昨年のシングル「Holiday」でヒップホップ路線に活路を見い出してからはずっと、シングルは同じヒップホップ路線ですが、今回も同路線ながらカップリングも含めギターを全面に出したハードな曲調の2曲。
タイトル曲「Rewind」はハードなギターリフを使った言ってみりゃランDMCの「ウォーク・ディス・ウェイ」路線。
カップリングの「We like it!」は「Rewind」以上に騒がしい曲で、趣味の良い音楽ファンが顔をしかめる事必至の耳障りにウルサイ素晴らしい曲に仕上がってます。

どちらもメインにラップするのは藤井夏恋なんですが、それだけだと単にうるさいだけになりそうなところを、ぐっと引き締めるのが川本璃の歌です。ハリのある重心低い声が曲に艶かしいグルーヴをもたらす。この娘はE-girlsにしては珍しくエロい雰囲気を持ってますよね。いや声の話ですけど。結構声量もありそう。川本璃が一曲丸ごと歌うファンキー・ナンバーとか聴きたいな。

ともあれハピネス相変わらずの攻めの一手。
文句があるとすればこのジャケ。ダサい。
メンバーの写真を使ったほうが絶対良かったのに・・・
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サイサイのネクスト・ステージ! [ポップ/ロック]

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サイレント・サイレンのシングル「フジヤマディスコ」。
結論から言っとくとサイサイのネクスト・ステージを示す大傑作です。

昨年はアルバムはあったけど、シングルはなかったんですね。なので久しぶりなシングルなんですが、ついでにこれはレコード会社移籍第一弾。今まで所属していたドリーミュージックってあんまり聞いたことない会社だと思ってましたが、新興レコード会社だったんですよね。移籍したのはEMIですから、これからはプロモーションもよりいっそう力が入ってくるでしょう。

それはそうと中身です。
全曲作曲はいつもどおりクボナオキで作詞は2曲目をゆかるんが担当している以外はすぅが書いてます。
まずタイトル曲「フジヤマディスコ」は名前の通りのアゲアゲなディスコ・ナンバー。あいにゃんのスラップがかっこよすぎるんですが、シンセの音色はディスコというよりはEDMな露悪感もあり。でもそれも魅力に転化してしまうようなパワーが今のサイサイにはある。A-B-C-サビと曲構成もドラマチックなパワー全開な曲で新しいサイサイを見て!って感じの曲です。

2曲目「Love Balloon」と4曲目「Days.」はこれまでどおりのサイサイのイメージを踏襲した曲。でもパワー・ポップな「Love Balloon」は勢いだけじゃないリズム隊のグルーヴがあるから、これまで以上に魅力的だし、「Days.」もセンシティブなポップさが、らしいサイサイ・ソング。この曲だけじゃないけどゆかるんのコーラスは思った以上に縁の下の力持ち的に曲の完成度を上げているんだなと今頃気付く。さすが昨年は半年以上ツアーに明け暮れただけあって底上げされた演奏力が音楽を豊かにしている。

3曲目「Pandra」がこのシングルの白眉。
タイトル曲同様、新しいサイサイを見せようという気概の感じられる楽曲。この曲もあいにゃんのスラップが目立ってますが、ピアノもよし。猪突猛進だったひなんちゅのドラムはタメが出てどっしりとしてきた。そうなると技術的には群を抜いていたあいにゃんのベースとともにファンキーなグルーヴを形作っている。途中変拍子を交えたり転調したり、これまでこんなに技巧的な曲はなかったな。曲としては渋いタイプかもしれないけど、はっきり言ってめちゃくちゃカッコイイ!やっぱりあいにゃんのベースに耳が言ってしまうけど、ギターのカッティングもファンキーだし、もう最高にグルーヴィですよ。
この曲を聴いていよいよサイサイはスキャンダルに肩を並べたかなと思う。ガールズ・バンドという呼称のせいで軽く思われちゃって残念だけど、要は現在世界最高峰のロックってことですよ!

このシングルは曲だけの通常盤と、MVのDVD付きとライヴのDVD付きと3種あるんですけど、僕が買ったのはライブのDVDがついたもの。
昨年暮れに参戦した東京体育館でのライブが5曲も。これはもう最高に楽しい。特にラストの「チェリボム」の底抜けの楽しさキラキラさにはもうちょっと泣きそうになってしまう。自分もここにいたんですけどね。最後にリハ風景などのドキュメントもあり充実の34分。

新曲4曲とライブ&ドキュメント映像もついて1800円だったらお釣りがくるくらい。こんなに充実しているとMV付きの方も欲しくなっちゃうよ!
すでに11月まで続くツアーが決まっているし、ファイナルの武道館にはぜひ駆けつけたい。もう今年のリリースはないかもしれないけど、間違いなく来年のニュー・アルバムは傑作になるでしょう。気が早すぎるけそう言いたくもなるサイサイの傑作シングルです!
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Heartsdales全アルバム・レビュー! [ポップ/ロック]

10年も前に解散した姉妹ラップ・デュオに、なんで今頃こんなにハマってんのか自分でもよくわかりませんが、考えてみれば戦前ジャズにハマってるのとそう変わらないといえば全く変わらないのかな。
そんなわけでハーツデイルズの全アルバム・レビューしちゃいましょう。どう考えても誰もやらないだろうからMVもつけて気合入れてレビューしました。ジャケだけ見れば、ただの流行りものみたいに思うかもしれないけど、ちゃんと素晴らしい最高傑作も残してるんですよ!

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1st Radioactive(2002)
2001年にテレビ番組「アサヤン」のラップ・オーディションを勝ち抜き、その年の12月に「So Tell Me」でデビュー。翌2002年のm-floのバーバル・プロデュースによるデビューアルバム。女だけどこんな本格的なヒップホップやっちゃうよという感じで、シングル曲は親しみやすくポップだけれど、それ以外はヒップホップ的にコアな方に向き過ぎ?でアルバムとしてはちょっと地味な出来。中島美嘉はじめゲストは豪華なんだけどね。NY育ちだけに英語も駆使してのラップはさすがにカッコイイ。


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2nd Sugar Shine(2003)
これもバーバル・プロデュース。まだヒップホップにこだわったプロダクションでシングルにもなった「CANDY POP」をはじめハーツデイルズらしいポップなヒップホップ・ナンバーは楽しい。NYでヒップホップをただのヒットポップスとして聴いてきたからこそのポップさが他にない個性。エイベックスらしく前作に入っていた曲のリミックスなど、てんこ盛りにすればいいってもんじゃない。無駄に長くなってアルバムの流れがなくなってしまったのが残念。もうひとつ残念なのがCCCDだってこと。


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3rd Super Star(2005)
初のセルフ・プロデュース作。ヒップホップにこだわらず自分たちが楽しいカッコイイと思うものを詰め込んで汎クラブ・ミュージックなプロダクションが功を奏し、勢いのあるアルバムに仕上がった。セルフ・プロデュースという気負いも良い方に作用したのか一本芯が通っている。イントロに続くハウス調の「 I See You」「Shining」にヒップホップ×エレポップな「Super Star」、テックハウスな「We Love The Music」とたたみかけるスピード感はサイコー。RUMのスウィートな歌も良い「Darlin’ Darlin’」もあるし、ラテンな「Bailamos?」もいいアクセント。JewellsがマミーDと張り合う「Get Drunk」に、加藤ミリヤの歌も聴ける「Paradise」では、アウトロのファンキーな生ドラムだけを従えてのフリースタイルも文句なしにカッコイイ。ラストはファットなリズムうねるファンク・ナンバー「Fanasy」で辛口に締め。勢いだけじゃない、構成もよく練られた文句なしのハーツデイルズ最高傑作。激オススメ盤。ヒップホップ云々関係なく優れたポップ・アルバムです。ちなみにジャケは裏ジャケを縦に見る仕様。


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4th Ultra Foxy(2006)
前作以上にバラエティに富んだアルバム。ガールポップな「Love City」に軽快なハウス・トラック「Sweet Candy」、「冬gona love」はスウィートな名曲だし、「♫限界知らないFly姉妹!」と宣言するノリノリアゲアゲな「Party Central」、エキゾなレゲトン「So Safari」、「Devil may Rock」ではロックなギターもうねる、キャッチーな「Hey DJ」、ヴァン・ヘイレンJUMP!な「Angel Eyes」にも文句はない。枠を広げすぎてちょっととっちらかりすぎとも言えるが基本パーティ・ミュージックだからね。まとまりという点では前作に譲るがこれも傑作。残念なのは本作がラスト・アルバムになってしまったことだけ。


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Best Album THE LEGEND(2006)
シングルとそのMVが全て収められたベスト・アルバム。ラスト・シングルの「Stay」はここでしか聴けない。5年という短い活動期間だったせいか、弛緩した空気を漂わす暇もなく駆け抜けてしまったことがよく分かる。DVDにはライブ映像もチョイあり。

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Live DVD THE LEGEND 〜Final Live〜(2006)
2006年9月に行われたファイナル・ライブをフル収録。これはもう最高に楽しい。アルバムに参加していたゲストも勢ぞろいで初見から数日、寝る前に抜粋で何度も見てしまった。ほんと楽しいんだよ。特にアンコールのSOUL'd OUTを迎えた「CANDY POP」の楽しさと高騰感は格別。今更ながら、今頃再発見した自分が恨めしい。この客席にいたかったなぁ。全ハーツデイルズ楽曲をノンストップリミックスしたCDが付属。



多摩美大生でもあった妹のRUMが卒業を期にアートの方に進みたいという意向での解散ということみたいです。彼女は現在NYでアート活動。姉のJewelsは音楽活動も継続する一方いろいろ活動中。

それにしても10年ちょっと前かぁ。安室ちゃんにハマった時もなんで俺はこれに気づかず素通りしてきてしまったんだと思ったけど、安室ちゃんは未だ現役バリバリだからいいけど、ハーツデイルズはもう解散しちゃったからね。
とにかくハーツデイルズ最高!3枚あるリミックス・アルバムもいずれゲットします。
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絵空事でない確かな「Faces」 [ポップ/ロック]

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昨年のシングル「Lovin' You」もとっても良かったのにシングル買わなかったクリスタル・ケイの新曲「Faces」がとても良い。今回はダウンロード・オンリーみたいなので、250円だし迷わず買いました。

「Lovin' You」と似たタイプの正統派R&Bバラードです。
以前は上手いけどとりたてて面白みのない歌手でしたけど、前シングルくらいからとても良くなったと思う。
ひと節ひと節に情感がしっかりのって、聴き手の胸に絵空事でない確かな実感を残していく。
曲自体も良いし、本人も手応えあるんじゃないかな。

ここらでヒットが出るといいね。

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カレドニア・ソウル・ミュージックの究極の姿 [ポップ/ロック]

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リリース日にアップル・ミュージックでヴァン・モリソンの新作「Keep Me Singing」を聴いてすっかりテンション上がってしまった。一回聴いただけで軽い興奮状態。2016年にもなってヴァンのアルバムにこんなに興奮させられるとは思わなかったな。
その理由はアルバムの出来がいいからというというだけではないんです。まだCDが届いてないから細かいクレジットがわからないんだけど、まぁいいや、音だけ聴いたレビューを書いちゃおう。CDが届いたら補足記事も書きます。

昨年のセルフ・カバー・アルバムは素晴らしかったし、Youtubeで垣間見れる最近のライブでの充実した演奏を見て、本作には大いに期待していたんだけど、それをはるかに上回る出来で嬉しい。
以前にも書いたけど、00年代以降はヴァンに対する興味が薄れていたこともあって、前スタジオ・アルバム「Born to Sing: No Plan B」も芳しい評価をしなかったと思う。
昨年のアルバムを聴いてからは、改めてまぁ悪いアルバムではなかったかなと印象新たにしたけど。

冒頭の柔らかなストリングスに導かれてはじまる「Let It Rhyme」からして、前作と大きく変わったわけではない。続くミュート・トランペットが絶妙な「Every Time I See a River」は王道のアイリッシュ・ソウル。無骨さの中に弱さを受け入れた男の優しさが滲む。そしてアルバム・タイトル曲は新たな所信表明か。
前作もそんな所信表明みたいなタイトルで、今さらそんなタイトルつけんでも・・・と思ったんだけど、今回はジャケの愛らしさもあって大仰には感じない。多くの曲でヴァンに寄り添うダナ・マスターズのバック・コーラスも印象的。

ヴァン・モリソンはよく言われるように、同じ円環を描きながら表現を深くしていく音楽家だろう。冒頭の三曲を聴いただけで、いつものヴァンと言えばいつものヴァンだと思いつつも、そのいつものヴァンの音楽がもうひとつ違うステージに立ったかのような感覚も持っていた。セルフ・カバー・アルバムで自身の音楽を改めて捉え直したことも大きかったろう。

酸いも甘いも噛み分けた抑えた歌が沁みる「Out In the Cold Again」、何を見ても何かを思い出す現在のヴァンの年だからこその「Memory Lane」、ブルージーな「The Pen Is Mightier Than the Sword」や「Going Down to Bangor」も、手練手管を弄する音楽にしない現在のバンドの力量も今が旬。ここらでライブ作も残して欲しいとも思う。

「Look Behind the Hill」は、最近のライブで「Moondance」の後半に挟まれていたサックスのリフだけれど、それを発展させて独立した一曲に仕上げたようだ。ヴァンが時々つくるヴォーカリーズ的な小品。
敬愛するボビー・ブランドの曲をカバーするのはもう何度目だろう。「Share Your Love With Me」はリチャード・マニュエルが歌ったザ・バンドのカバーを思い出す人も多いだろう。

50年代風R&Bのような軽快な「Too Late」をはさんで最後に奏されるインスト「Caledonia Swing」。
このアルバムで最も興奮させられたのがこの曲でした。ヴァンのファンの中でもこの曲にこんなにテンション上げてるのは僕だけかもしれない。
この「Caledonia Swing」を聴いて僕が感じたことを詳細に記しましょう。

オルガンが裏拍を打ち、ちょっとニューオリズっぽいともスカっぽいともとれるリズムが刻まれる中、テーマのホーンリフは何とも軽やかなカリブ風。これだけで僕は軽い興奮状態になってしまったのだけれど、その後にオルガン・ソロがあり、それに続くのがなんとヴァイオリンなんですね。ここで僕の想像/妄想力は爆発し、アイリッシュ・トラッド~マラヴォア~ビギンやグァドループ~レユニオンのカドリーユ音楽に想いを馳せ、カドリーユが元々はヨーロッパ起源のダンスだということに思い至り、この曲にヴァンが「Caledonia Swing」というタイトルをつけた意味に・・・!!!

とまぁこんなことを感じとってしまったんです。
カレドニアというのはウィキペディアによれば「古ラテン語でグレートブリテン島の北部を意味する地方の名称」でヴァンがこの言葉を最初に使ったのは72年の「Saint Dominic's Preview」収録の「「Listen To The Lion」でだった。そして自分のバンドやプロダクション、スタジオにもこの名称を使っている。

ヴァンはこのCaledoniaという言葉をケルト文化の象徴として使っているのだろうけど、この「Caledonia Swing」という曲を聴いて、僕はヴァンが探し求めていたCaledonia Swing=Caledonia Soulを遂に見つけたんじゃないか、その秘密を解き明かしたのではないかと感じたんです。

本作の収録曲が表向きはこれまでのヴァンが残してきた曲と大きく変わらないにも関わらず、これまでとは違った、新しいステージに立っているように聴こえたのは、その「秘密を解き明かしたヴァンの音楽」を聴いていると感じたからなんです。
このたった3分にも満たないインスト・ナンバーを聴いて、こんなことを夢想するのは恐らく僕くらいなもんかもしれません。そもそもヴァンの魅力の大半はその歌声にあると思われているわけですしね。

もちろんこの曲に限らず、本作に収められた曲はヴァンが半世紀に渡って探し求めていたカレドニア・ソウル・ミュージックの究極の姿だと僕は思っています。そういう意味においては本作はヴァンの最高傑作とも言えるかも知れない。

いつもどおりまとまりのない文章になってしまいましたがいかかでしょう?
どう聴くかは人それぞれ。でも自信を持っておすすめする傑作なのは間違いない。とくとご賞味あれ。
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傑作になりそこねた復帰作 [ポップ/ロック]

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今朝ラジオからいきなり宇多田ヒカルの「忘却」という例のがっかり曲が流れてきて、あわててラジオを消した。今日リリースだからってなんでよりによってこの曲なんだよ!朝からイライラさせられました。

「ファントーム」ですが、昨日記した通り一回聴いてがーっくりしたんですが、もう一度聴きました。でも二度目は件のラッパー参加曲は途中まで聴いてやっぱり我慢できず飛ばしました。はっきり言ってその曲のせいで残りの2曲はほとんど記憶にも残らないくらいで。

そんなわけで今日はとりあえず件の曲は外してPCに落としてiPodで2回聴いてみました。

一曲目「道」。ちょっと変則的なリズムのR&Bサウンドに乗せて内省的な歌詞が歌われる。例えば「人は皆生きてるんじゃなく生かされてる」とか、ともすればクサく聴こえかねない歌詞もこういうグルーヴ主体の音に乗せて歌われればあまり気にならない。アコギをかき鳴らしながらこんな歌詞、歌われたら聴いてられないもんな。

全体的に内省的な歌詞が簡素ながらリズミカルなグルーヴにのせて歌われるところに僕はカーティス・メイフィールドの「アメリカ・トゥデイ」に似たものを感じました。

「俺の彼女」のジャジーで黒っぽい佇まいも好みだし、ベースがうねる「荒野の狼」はこのアルバムのハイライトかも知れない。うねると言ってあくまでも内省的で、かと言って鬱屈とした表情はない。

「二時間だけのバカンス」は気軽なポップス。改めて自意識の塊のような椎名林檎の歌声は苦手。「ともだち」にもゲストがいるけど、ほんと宇多田ヒカルの声だけを聴いていたかった。
でもこの二人だけだったら目をつむることもできたんだけど。

問題のラッパー参加の「忘却」は自己愛に満ちた自意識の垂れ流しのようなラップとも呼べないラップもどきに嫌悪感しか感じない。

3-4回目に聴いたときはこの曲を外して聴いたとはいえ、アルバム後半にいくにつれ「この曲がなければなぁ」という思いに囚われて、結局楽しめない。言ってみりゃあの曲によってはねた泥水がアルバム全体にかかってしまったように感じてしまう。

普段から好きな曲だけ抜き出して聴く人なら気にならないかもしれないけど、僕はアルバムを一つの作品として聴くからね。このアルバムは特にアルバムとしての一つのまとまりを意識して作られた作品なのは明らかだし、ひとつ一つの曲がアルバムを構成するピースと感じられるから。一曲外してあれをなかったことにできるか?というとやっぱり出来ないな。出来ればよかったんだけど。

そんなわけで4回聴いてこのアルバムには見切りをつけました。聴いてて楽しくならないんだからしょうがないな。聴くたびに憤懣やるかたない気分になりたくないもん。早々に売り飛ばすことにしました。

あーもうほんと残念無念。
今まで全く興味なかった彼女に朝ドラ主題歌で興味を抱き、このアルバムで彼女に出会えるはずだったんだけど。出会いそこなっちゃったかな?また次はあるだろうか?
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