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初夏の風薫る絶品クレオール・ジャズ [アフリカ]

Tropical Rain.jpg

昨夜訪れたエル・スールで思いがけず手渡されたのがこれ。
レユニオンのピアニスト、メディ・ジェルヴィルの新作「Tropical Rain」。HPにもまだのってないのに、こっちの趣味嗜好が完全に見透かされていますね。もちろんありがたく頂戴しましたよ。

今日所要で出かけた際に聴いていたんですが、これがまた初夏の風薫るこの季節にぴったりというか音楽自体から初夏の風が薫る立つ逸品でうれしくなっちゃった。最近ラテン・ジャズにもめぼしい収穫がなかったのでそういう意味でもうれしい。

帰宅してパーソネルを確認してみればベースのミシェル・アリボはトニー・シャスールのクレオール・ジャズ・バンドで弾いてた人だし、パーカッションはジョバンニ・イダルゴじゃん!これだけでテンションあがった。アレンジもしっかりしているし2日で録音したなんて信じられないな。

冒頭「AEROFEEL」イントロからして、これからの季節にピッタリなタイトル通り空中を舞うがごとき曲でこーれはいいアルバムだぁと思いましたよ。複雑な変拍子をそうと感じさせずスウィングさせるところが気持ちいいんだ。
3曲目は「POT POURRI MALOYA」のタイトルにもあるとおり自信のルーツ、マロヤのリズムもしっかり取り入れた曲でここでヴォーカルをとるのはランディゴのオリビエ・アラストだし、トランペットはランディ・ブレッカー。リオネル・ルエケってこんなにフュージョンっぽいギター弾くんだ。悪くない。

続く曲でバンドリンを弾くのはアミルトン・ジ・オランダかぁ。こんなに豪華なメンツをこの録音のためにわざわざレユニオンに呼んだんでしょうかね。

そしてなんといって良いのは主役のメディ・ジェルヴィルのピアノ。
粒立ち鮮やかで軽やかにスウィングする。やっぱりスウィングしなけりゃ意味がないもんね。こういう作品はリズムに耳がいきがちだけど、ピアノの音色がこんなに心地良く響く音楽も久々に聴いた気がする。
殆どの曲が自信のオリジナルで、その曲はレユニオンのルーツがしっかりと反映されている。
素晴らしくハイブリッドなクレオール・ジャズ作品。ライブが見たいな。
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南アフリカ音楽再入門! [アフリカ]

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昨日訪れたエル・スールで見つけた「南アフリカ音楽入門」。
中村とうようさんが主宰していたオーディブック。一応新譜コーナーに置いてあったけど1900円くらいだった。94年リリースだからアウトレットみたいなもんなのかな。

このオーディブックはいろんなのがでてたけど、僕が持っているのは「ブラック・ゴスペル入門」だけ。80年代後半、本格的に黒人音楽に興味を持ち始めた時に買ったのだった。
でも結構高いのでなかなか他のは買えずじまいだったんですよね。「キューバ音楽入門」あたりは後年ライスから曲目を変更してリイシューされたりもしてました。

南アフリカ音楽は大好きだけど、それほどたくさん聴いてるわけじゃない。
そんなわけでここで改めて南アフリカ音楽再入門とあいなりました。

前半の労働歌的なコーラスも面白いけど、やっぱり南アフリカ独特のあの泥くさいリズムが感じられるようになる8曲目のアフリカン・スウィングスターズあたりから俄然楽しくなる。リトル・レミもちゃんと聴いたの初めてだな。
それになんつったってやっぱりダーク・シティ・シスターズが3曲収められてるのが嬉しい。
これ聴いたら改めて「スタータイム1~4」への想いが募ってしまうのでした。

収録曲じゃないけど。

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センバの裏庭で [アフリカ]

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今年一番のヘビロテ盤の1枚はパウロ・フローレスの「Bolo de Aniversário」。ほんと素晴らしいんですよ。エル・スールにもまだ入荷しないなぁ。
この人のことを知ったのは「ポップアフリカ700」に載ってたからなんですが、実際に音を聴いたのは、昨年アップル・ミュージックで2003年作「シェー・ポーヴォ」が初めてでした。この盤は日本でもライスからリリースされてたんですがとっくに廃盤で、この人のアルバムはCDで集めるのはなかなか難しそう。

アップル・ミュージックやスポティファイではほとんどのアルバムが聴けるから、全部聴いてみようとと思ってるんですが。ほんとはCDで集めたいんですよね。それくらい惚れ込んでしまいました。
今年買ったアンゴラ音楽のCD、エディ・トゥッサはじめどれも素晴らしいけど、パウロ・フローレスの音楽はどっしりと地中深くに根を張った大木を思わせるようなどっしりとした存在感に圧倒される。ミディアム・テンポのセンバになす術なく寄り切られてしまう。

この「QUINTAL DO SEMBA」は2003年にアンゴラの国家プロジェクトとして製作されたもので、DVDもあるみたいなんですが、スタジオ・ライブ盤です。このプロジェクトの中心となったのもパウロ・フローレスでした。
タイトルを直訳すると「センバの裏庭」。センバという音楽のルーツやブラジル音楽との繋がりを示すような選曲がなされています・・・たぶん。作曲者のクレジットを見てもカエターノ・ヴェローゾなんかはわかるんだけど、ほかの多くのはどこの人かわからないんだよね。

冒頭ビヨーンビヨーンと鳴る弦楽器ビリンバウ?だけをバックにダル・ロギーという人が一節唸る。続いて奏されるのは王道のセンバ。と言っていいのかな。センバの打楽器類が刻むリズムはブラジルのサンバと共通する部分もありつつ違うとこもある。アフリカ的なおおらかさがある感じ。
パウロ・フローレスが多くの曲でヴォーカルを取るけど、他にもカーリトス・ヴィエイラ・ディアスやモレイラ・フィルホも素晴らしく魅力的な歌を聴かせてくれます。

カエターノやジャバンの曲とアンゴラの伝統音楽グループ、キトゥシの曲をメドレーで奏したり、大海の向こうの失われたミッシングリンクを辿るようなスリルがワクワクさせてくれる。
スタジオ・ライブながら普段スポットの当たらない自分達の音楽を、ラジオを通して多くの人に伝えられる緊張感が爽やかに高騰していく後半は特に胸躍る。センバというクレオール・ミュージックの魅力を余すところなく伝えてくれる名盤だと思う。

DVD見たいなぁ。

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豊かなキャリアを香ばしく焼き上げたケーキ [アフリカ]

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アンゴラ音楽が素晴らしいと話題になってきたのは一昨年くらいか。でも全然ゲットできなかったのが、今年に入ってバタバタとうちにやって来た。来るときは来る。こういうもんかな。
エディ・トゥッサはもちろん素晴らしかったし、先日届いたばかりのネロ・カルバーリョ2枚も呆れるくらいの傑作だったし、先日思いがけずエル・スールで遭遇したユリ・ダ・クーニャも最高だった。

でも届いてから毎日聴いてるパウロ・フローレスの新作を何はなくとも紹介しよう。
この人の音楽の基本はセンバ。アンゴラにはセンバ以外にもキゾンバという音楽がありますが、そこらの違いがよくわからなかったんだけど、センバは多様なポルトガル系ダンス・ミュージックの総称で、キゾンバはもっと最近の音も取り入れたポップ系と解釈してます。

パウロ・フローレスはルアンダで生まれ子供の頃はリスボンでも過ごしたという。今もリスボンを中心に活動しているようだ。88年デビューだから、もうベテランですね。
アンゴラの国家プロジェクトであった2003年の「キンタール・ド・センバ」のプロデュースを受け持ったのも彼だったし、アンゴラ音楽の中心人物なんでしょう。エディ・トゥッサやユリ・ダ・クーニャも尊敬しているようだし。

本作はエディ・トゥッサやネロ・カルバーリョのような様々な音楽性を披露するというよりは、自信のルーツであるセンバを時間をかけて熟成し、経験によって裏付けられた豊かさが美しい作品。
前作はアンゴラの歴史を俯瞰したようなコンセプトがあったのか、スケールの大きい作品だったけど、こちらはもっとシンプルで気さくなポップ作品に仕上がっている。

冒頭ルンバ・コンゴレーズともマンデ系ともラテン系とも異なりながら、そのどれとも通じるギターに導かれて始まるセンバ。この曲に限らずどの曲もクレオール・ミュージックらしい洗練と野卑が同居していて、そこがなんとも魅力的。身に纏った洋服の下の肌には土や潮の香りが染み付いているみたいな。
おっと6曲目こ・これは・・・ソン・モントゥーノ?スローな曲だけど、ボレロというよりは。アルセニオ・ロドリゲスのトレスを思い出すギターが素晴らしい。

先祖返りしたセンバ?のようなアフロ色濃いラストのアルバム・タイトル曲は直訳すると「誕生日ケーキ」。まさに本作は豊かなキャリアを香ばしく焼き上げたケーキです。
味はもちろん絶品。迷わずご賞味あれ。


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クール&エレクトロニックなライト・ジュジュ [アフリカ]

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先日エル・スールで購入したうちの一枚、キング・サニー・アデ「Togetherness」。84年作。
数年前に82年の「Consience」をレコードで入手しましたが、アデがアイランドから世界デビューしてからの数年のアルバムということで、本作も同様にちょっと洗練された感じ。
この時期はアデの最盛期ですから、どのアルバムもハズレなしですけど、本作も素晴らしい。

それとこの時期ってちょっとこれ以前以降とも違った雰囲気がある気がするんですよね。
アイランドからの最終作「Aura」がそうだったようにちょっとエレクトロニックというかプログラミングされたビートに各種打楽器が絡んでいくという塩梅。こういう試みはこれ以降はあまりしてないので、この頃だけ味わえるグルーヴが新鮮だし、今聴いても新しい。

いつも通りメドレーが二つ。
いつも思うんだけど、曲目にはいくつか曲名が記されているんだけど、はっきり言ってここから新しい曲に入ったなとわかるようなとこがないんですよね。っていうかずっと同じ細かいギターリフが鳴っていたりするし、どうもこの曲のちがいというのは歌詞の違いだけなんじゃないかと思ってんですけど。どうなんでしょう?

この頃のアデのジュジュはライト・ファンクといういいか方があるけど、ライト・ジュジュって感じ。別に軽いってわけじゃなくて、エレクトロニックなクールなグルーヴってんですかね。

一つめのメドレーは両方のスピーカーから聴こえる細かなギターリフがクール&ファンキー。ミディアム・テンポのゆるやかなグルーヴにのってアデの手癖のようなお馴染みのギター・リフやホーン・ラインのようなシンセ音、キーボードが歌の合間を交互に埋めるように顔を出す。ジャム・バンドとかが好きな人が聴いたらもう狂喜するだろうな。
アデのリラックスした歌の半分位には不思議なコーラスがつく。このコーラスもたまんなく浮遊感たっぷりで気持ちいいったらない17分半。

二つめのメドレーはギターリフよりも軽やかに跳ねるベースラインが印象的。それにビブラフォンが涼しげで夏に聴きたい感じですね。前曲もそうだけど、この頃はギター以外の楽器の比率が結構高いです。新しいことをやるというよりはその時代のコンテンポラリー感みたいなものが反映されている気がします。アデの音楽が世界的に時代とシンクロしていたんじゃないでしょうか。
音質的にもちょっと垢抜けてるのは世界中をツアーして録音機材とかも最新のものを揃えたりとかあったのかもね。

まぁこの時期はやっぱりハズレなしですな。アフリカ的クールスネスも随所に感じられる最高に素晴らしいアルバム。広くおすすめしたい傑作です!
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ンバラ・クイーンの座は譲れない [アフリカ]

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色々ンバラの新作はあれどもやっぱりこれをチョイス!
ヴィヴィアンの5曲入りのミニ・アルバム「RETAAN」。同じ曲のアコースティック・バージョンが入ってたり、シングルみたいなもんだけど。
やっぱりヴィヴィアンが一番好き。こんな中途半端なミニ・アルバムじゃなくてフルでつくってくれればいいのに~。でもジャケの美人っぷりに許す。

バラードもしっかりンバラのリズムが底に脈打ってるのを感じたり、アップでの安定感のある歌いっぷりにンバラ・クイーンの座は譲れないってとこでしょうか。ちょい割高だけど楽しめます。
それにしてもフルアルバム聴きたいなぁ。

このMVのヴィヴィアンはちょっと妖艶ですねぇ。歌は1分過ぎから。

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近所の兄ちゃんが奏でるマンデ・ポップ [アフリカ]

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ジャケの帽子&カラフル・シャツで軽くジャンプする姿や名前に!マークが入ってたりするユーモア漂う雰囲気。これが2枚目らしいギネア出身のシンガー、モオ!クーヤテの「LOUND (UN JOUR)」。
でてくる音はごく普通のマンデ・ポップだけど、サリフやバコ・ダニョンのような重厚さや歴史を感じさせる重みみたいなのは無いかわりに、近所の兄ちゃんがすぐそこの街角でギター爪弾きながら歌っているような、フットワーク軽い歌声がこの人の魅力だな。

若いミュージシャンらしくギネアの自国のレジェンド、ベンベヤ・ジャズやオスマン・クーヤテなどからも多くのインスピレーションを得つつも、ロックやジャズなども取り入れグローカルに収束しない開かれた感性がこれからを期待させる。

「ある日」というタイトル。グリオの歌う古の物語でなく日常のスケッチのような歌が並んでいるのかもしれない。強烈な磁場を発する音楽ではないかもしれないが、ゆったりゆっくり空気を暖め自然と体を揺らせてくれる心地よさがある。何より本人の引く達者で小気味いいギターがいい。歌いながら弾く人らしい歌の「相の手」的な歌うギター。
気持ちのいいポップ・センスもあり、ヴァンサン・セガルのチェロをバックにピエルス・ファッシーニとデュエットする曲など二人の歌心が柔らかな木漏れ日のごとく広がっていく。

ライブはかなりよさそう。スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールドあたりで呼んでくれないだろうか。

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ジャガジャガのために道をきれいに! [アフリカ]

フェラ・クティはすでに録音した曲はライブでは演奏しなかったらしい。
だから晩年に演奏していた曲はリリースされてない。
ミュージック・マガジンのフェラ追悼特集(98年10月号)で石田昌隆×各務美紀×酒井透3氏による座談会でフェラの晩年に演奏していた曲CRFJJ(Clear Road For Jaga Jaga)がすごかったという記事を読んで、長いこと録音が残されていないのは残念だなぁと思ってたんだけど、最近そのライブ音源がYoutubeにアップされているのを発見!ついに聴けた!
どこかに誰かがこっそり録音したのが残ってんじゃないかと思ってたんだよ。

これは確かにすごい。「ゾンビー」や「オポジット・ピープル」とか70年代の全盛期にも勝るとも劣らないすごさ。
90年代中頃だろうか。晩年はほとんどナイジェリアから出ずシュラインでしか演奏しなかったらしいから、これもそうなんだろう。
途中でブレイクしてホーンがなくなってギターのリフに打楽器だけになったり、長い曲の中で物語的な起伏がある。フェラの声も激しく叫んだり、飄々と女性コーラスと絡んだり。楽しい。カッコいい。

音はお世辞にも良いとは言い難いし、途中で切れてしまうし。
それでも40分もあって演奏のコアなところは十分堪能できる。
CD化はまぁ無理なんだろうなぁ・・・

この曲をアップしている人のチャンネルには他にも晩年の未発表曲がアップされてるみたい。どういう人なんだろう?当時シュラインに行ってこっそり録音したってことなのかな。
とりあえず全部じっくり聴いとこう。

追記2014/09/13
案の定すぐに削除されてしまいました。
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ぬるま湯グルーヴに浸かりながら [アフリカ]

roychicago.JPG

相変わらずトホホでドイヒーなCDだな。
印刷はともかく雨に濡れたのか何かこぼしたのか思いっきりシミになってるよ。ひどいなぁ。
ナイジェリア産のCDを買うたびに同じこと言ってますが。っていうかCDじゃなくてCD-ROMなんですけど。

見てくれはひどいですが中身は最高のナイジェリアン・ハイライフの草分けロイ・シカゴです。
ボビー・ベンソンのバンドから独立してリズム・ダンディーズを率いての60年代前半録音の何枚かあるうちなんとなーくVol.4を抜いてきました。

ひなびたブラスにのどかな気分になりつつ、しっかり底の方では太鼓が乱打されていく。曲後半のブレイク部分のトーキングドラムがカッコイー。ハイライフはどうもアフロビートと比べると軽く見られがち。実際グルーブもぬるま湯的にゆるーいんだけど、そのぬるま湯グルーヴにはまると抜け出せないんだなぁ。
ごきげんですな。驚くことにこれMP3ならアマゾンでも買えるんですねぇ。

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ルンバ・コンゴレーズの青の時代 [アフリカ]

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新年、最初に何を聴こうかと思い、取り出しのは聴かずに置いておいたグラン・カレのアンソロジー。
この二枚のCDに収められた音楽の素晴らしさをどう言葉にすればいいのだろう。

ここにあるのは生まれてまだ歩き出したばかりの初々しさだ。
後のフランコの音楽のような完成されたルンバ・コンゴレーズではなく、雑多な要素が入り混じり、粗野と洗練の間で揺れ動いている。
ギターのはじける様なきらびやかさはどうだ。ジャイブ風味のサックスの荒々しくも優しいブロウは。
あまりにまぶしく甘いハーモニーには思わず目を細めてしまいそうになる。

「ルンバ・コンゴレーズの青の時代」なんて言葉が思い浮かぶ。
ここにはっきりくっきり刻まれたはじめの一歩は永遠だ。
正月に聴くのにこれほどピッタリな音楽はないかもしれない。
我ながらジャストな選択に今年はいい年になるぞ!と思う年頭也。

Happy New “Groove” Year !
今年もよろしくどうぞ。
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