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幼な子われらに生まれ [映画]

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バツイチ、再婚。妻とその連れ子の姉妹と暮らすサラリーマンの信。妻の妊娠を機に、長女は信を拒絶し始め…。血の繋がらない家族、血の繋がった他人が、傷つきながらも幸せを紡いでいく不器用な大人たちの物語。

三島有紀子監督 : 幼な子われらに生まれ
リアリティを装った作り物っぽさにがっかり。登場人物たちの心の動きがまったく描写できておらず、作り手の自己満足なシーンの連続。細かいディテールにこだわっても繋がりが悪く終始ちぐはく。すべて監督の稚拙さのせいで、俳優の問題じゃないだろうけど、浅野忠信の大根さ加減がより一層あらわに。拙作。
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彼女の人生は間違いじゃない [映画]

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震災で母を亡くし、補償金で酒に溺れる父と仮設住宅に住むいわき市職員のみゆき。週末になると上京し風俗嬢として働く彼女が、福島と東京を行き来する日々に見たものとは−?もがきながらも光を探し求める人々を福島出身の監督が描く。

廣木隆一 監督 : 彼女の人生は間違いじゃない
現在の福島やそこで生きる人々の姿を細かいディテールを丁寧に描くことで、ありきたりな再生の物語から作品を解き放っている。主人公を演じた瀧内公美はじめ俳優陣が素晴らしい。これも今年みるべき傑作。
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ブレードランナー 2049 [映画]

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SF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編。前作から30年後の2049年を舞台に、違法レプリカント(人造人間)処分の任務に就く主人公が巨大な陰謀に巻き込まれる様子を活写する。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督 : ブレードランナー 2049
こういうカルト的な映画の続編というのは「スターウォーズ」もそうだけど、ちょっと哲学的というか思索的な要素が色濃くなるよね。単なる娯楽作品だったのがそれ以上の思想性を要求されるというかさ。で本作ですが、そういう感じのちょい知的な作品になってました。ついでに2時間半以上もあって長い。長さはそれほど感じなかったけど、アクション・シーンはそれほど多くないのでちょっと眠くなる瞬間もあり。でもそれなりに楽しめました。ストーリーよりもインダストリアルな音響が面白くって映画館で見るべき映画ですね。
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ [映画]

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マクドナルド衝撃の誕生秘話。1954年、革新的手法でハンバーガーを提供する兄弟の店に勝機を見出した営業マンのレイは、手段を選ばずのし上がる。巨大企業を築き上げた彼は英雄か?怪物か?

ジョン・リー・ハンコック監督 : ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
面白かった。トランプが大統領になるようなアメリカという国のおおもとの風景を見せられるというか。車社会、セブンイレブン、ウォルマート、均質化していくアメリカの原風景。
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怪物はささやく [映画]

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難病の母と暮らす13歳のコナー。ある夜、怪物が現れ"三つの物語を語るから、四つ目の物語としてお前が隠している真実を話せ"と迫り…。孤独な少年と怪物との魂の駆け引きを幻想的に描いたダークファンタジー。

パトリック・ネス監督 : 怪物はささやく
実写とCG~アニメーションが雲仙一体となった作品。ジャンル的にはファンタジーなのかもしれないが、辛い現実を生きる術を探す主人公の魂の彷徨と呼べるような秀作。シガニー・ウィーバーが上手い。

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マンチェスター・バイ・ザ・シー [映画]

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ボストン郊外で便利屋として働くリーは兄の訃報を受け、故郷へ戻る。16歳の甥の後見人となった彼は、この街で起こった過去の悲劇と向き合っていくー。

ケネス・ロナーガン監督 : マンチェスター・バイ・ザ・シー
深く傷ついた者の再生物語としてはよくできた作品。再生といっても壊れたものは元には戻らない。主人公も悲しみを乗り越えられない。でもそれでも生きていく術を求めていく。最近良い作品が多かっただけに音楽が若干煩く感じだのと編集にも難を感じたけど秀作でした。
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ハローグッバイ [映画]

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教室では交わることのないタイプの女子高生、はづきと葵。ある日二人は、初恋の人にラブレターを渡したいという認知症のおばあさんに出会い、その相手を探すことになる…。世代の違う女性たち、それぞれの孤独や喜びを丁寧に紡ぐ物語。

菊地健雄監督 : ハローグッバイ
こんな風に音楽と物語が有機的に交わる映画を見たのは久しぶりだった。とはいえ特別音楽があふれている映画ではない。どころかすごく控えめ。終盤、テーマのピアノ曲が流れだすというか、登場人物によって奏された時は涙が込み上げた。主演二人萩原みのり、久保田紗友の今しかない瑞々しさともたいまさこの幾重にも時を経た滋味とが人と人との出会いの不思議さを豊かに彩る。説明的にならないように丁寧に演出された監督の手腕。脚本の見事さ。ストーリーだけを見ればとりたてて驚くようなことはないが、ここには映画でしかありえない感動が溢れている。主人公二人の大きな変化はなくとも、おぼろげな世界を自らのものにしていくのが垣間見えるラスト・シーンも良かった。
長いことお気に入りだった是枝裕和監督がすっかりマンネリ化してしまったので、これからはこの監督に期待します。
上映後、監督、脚本家、プロデシューサーによる簡単な挨拶があった。それぞれ京王線沿線在住、劇中の学校は仙川の桐朋学園。仙川にはしょっちゅう買い物に行くので、そんなところも親近感のわく映画でした。それはともかく、今見るべき映画はこれです。傑作。地方公開はまだまだこれかららしいのでぜひどうぞ。
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草原の河 [映画]

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チベットで牧畜を営む家族。幼い娘はやがて生まれてくる赤ん坊に嫉妬心を抱き、父は祖父とのわだかまりを抱えている。それぞれの心情を美しくも峻烈な映像で描き出す。

ソンタルジャ監督 : 草原の河
ほとんど父母娘の三人しか出てこない。母親を演じたのはチベットで有名な歌手らしいけどその他の登場人物は全員一般人。「木靴の木」を思い出す素朴さ。娘役のヤンチェン・ラモがめちゃくちゃ愛らしくかわいい。その子の印象もあり「ミツバチのささやき」も思い出す。フィルムだったらもっといつの時代ともわからない雰囲気になったかもしれないけど、デジタルらしい鮮明な映像が今この時、こういう世界があるんだなぁと感じさせる。木など一本もなく寒々しい乾いた冬。春に草が芽吹き草原と変わるチベットの風景にも魅せられた。今年一番良かった。傑作。
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LION ライオン 25年目のただいま [映画]

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5歳の時にインドで迷子になり、養子としてオーストラリアで育った青年サルー。ある時、電子地図サービスGoogle Earthを知り、それを頼りに、25年ぶりに本当の家族が暮らす故郷を探し出す。

ガース・デイヴィス監督 : LION ライオン 25年目のただいま
実話らしいが、主人公は何をそんなにウジウジしてるのかよくわからないし、グーグルであっさり故郷をは見つけちゃうし、なんだかなぁ。題材を上手く映画として消化できてない。監督の力量不足。でもニコール・キッドマンはほんといい役者になりましたね。
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光をくれた人 [映画]

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孤島に暮らす灯台守の夫婦。妻の二度目の流産直後、ボートで島に流れ着いた赤ん坊を自分たちの娘として育てることに。しかし4年後、偶然にも娘の生みの母親と出会ってしまう…。胸を締めつける夫婦の愛と葛藤を描いた感動の物語。

デレク・シアンフランス監督 : 光をくれた人
起承転結のはっきりした、変な言い方だけどとても映画らしい映画。上のストーリー通りの作品なので、結末は最初から分かっているけれど、俳優陣の的確な演技と演出に気持ちよく物語に没入できる秀作。
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