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シェイプ・オブ・ウォーター [映画]

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1962年、アメリカ。政府の極秘研究所の清掃員・イライザは、秘かに運び込まれた不思議な生き物を見てしまう。やがて、その"彼"と心を通わせ…。

ギレルモ・デル・トロ監督:シェイプ・オブ・ウォーター
声の出せない主人公を演じたサリー・ホーキンスがチャーミング。半魚人とロマンチックに踊るシーンなどハッとさせる巧みな演出に感心。この監督なかなか優秀です。ルネ・フレミングの歌うハリー・ウォーレン作のスタンダード「You'll Never Know」が印象的に使われていて、センスの良さに唸るところ多々の大人のファンタジー作でした。秀作。

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ルイの9番目の人生 [映画]

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わずか9年間で9度も死にかける大事故に遭い、病院で昏睡中の少年ルイ。眠り続けるルイに隠された真実とは…?謎めいた少年と、翻弄される大人たちをスリリングに描いた心理サスペンス。

アレクサンドル・アジャ監督:ルイの9番目の人生
最後まで退屈はしないが、途中で大方の真相が見えてしまうのが難。というか9年間で9度も死にかけたら、親が怪しいってだれでも思うだろ。凡作。
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勝手にふるえてろ [映画]

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中学の同級生へ10年間片思い中の24歳のOLヨシカ。そんな彼女が突然、会社の同期に告白され…。"脳内片思い"の毎日に"リアル恋愛"が勃発 !?恋愛に臆病なヨシカの暴走する恋の行方を描くラブコメディ。

大九明子監督:勝手にふるえてろ
主演の松岡茉優が自意識過剰で純粋一途なこじらせ女子を、MAXに振り切って演じていて痛快。映画を見てこんなに笑ったのは久しぶりかも。ついでに笑いながら泣けてくる。ともすればドタバタコメディになりそうな演出を上滑りさせない監督の脚本と手腕に感心。出会いがしらの傑作でした。映画って見ないとやっぱわかりませんね。
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スリー・ビルボード [映画]

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アメリカの片田舎。娘を何者かに殺害されたミルドレットが、3枚の広告看板に警察署長への抗議メッセージを出したことから予想もしない報復の連鎖が始まる…。

マーティン・マクドナー監督:スリー・ビルボード
評判の良い作品なので期待して見に行った。その期待に十分応える秀作でした。登場人物の顔の表から裏へとそして次の人物の表から裏へと。ストーリーテリングも奇妙に逸脱しながら、見事にラストへ収束していく。脚本が非常に緻密かつ重層的で関心。ここでも奇妙なアメリカという国を想う。
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blank13/オリエント急行殺人事件 [映画]

ひさしぶりに続けて映画を2本みる。
図らずも俳優が監督した作品2本になった。

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齊藤工監督:blank13
映画としてはよくある物語。画的に美しいシーンもある。役者も上手い。細かいディテールを丁寧に積み重ねているのはよくわかるが、それだけでは普遍的な物語にならない。だからこそ映画的な嘘が必要で、監督自身もわかっているが、それが技術的にまったく追いかずちぐはぐな印象。イタイ演出が続き、70分と短い作品ながらえらくながーく感じた。ただただ拙作。でも意欲は買いたい。最後に流れる笹川美和の歌声が静かに耳に残る。


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ケネス・ブラナー監督:オリエント急行殺人事件
オールスター・キャスティングで名作ミステリーを今に。物語はさすがの名作ですが、映画として描くには尺が足らないような。そもそも映画向きのストーリーじゃないしね。有名俳優の顔見世興行のようでギャラの無駄遣いだな。前半は眠くなった。可もなく不可もなし。この名ミステリー、過去の作品で上手く映画化したのがあるのかしらん。
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ベロニカとの記憶 [映画]

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ロンドンで引退生活を送るトニーの元に届いた、初恋相手ベロニカの母の遺品に関する通知。これを機に、40年前の青春の秘密、自殺した親友、初恋の真実を解き明かしていく感動のミステリー。

リテーシュ・バトラ監督:ベロニカとの記憶
原作は何年か前に読んだ。ほぼ忠実な映画化。主人公が都合よく自分のやったことを忘れ過ぎではあるが、人間というものは多かれ少なかれ記憶を自分の都合の良いように作り変えるものだろう。ある意味それは自分を守るためでもあるし。じゃなきゃ人生が自己嫌悪に塗りこめられてしまう。小説の方がラストはもっと痛切な感じだったけど、映画の方は少し主人公にやさしい。映画としては平凡な出来かな。特筆すべきはかつての妖艶さなど微塵もなくなった、婆さん顔を隠そうともしない、その佇まいだけでも凄みを感じさせるシャーロット・ランプリングが印象的でした。
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南瓜とマヨネーズ [映画]

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同棲中の恋人がミュージシャンになる夢を叶えるため、内緒でキャバクラで働き生活を支えるツチダ。ある日、忘れられない元恋人と再会し…。ありふれた平凡は、とてもこわれやすくて、なくさないことは奇跡―。

冨永昌敬監督:南瓜とマヨネーズ
主演の臼田あさ美はじめ俳優がとても魅力的でした。最近日本の若手俳優は魅力的な人が多いなと思います。オダギリジョーがいかにもな役をまた上手く演じていて。それもだけど、光石研も上手いけど、あちこちで見るのでちょっと食傷気味。
ものすごく90年代的な空気の漂う映画で、もちろん舞台は現代なんだけどね。雰囲気がそんな感じ。良く知らないけど、原作のマンガは90年代のものかもしれない。なんとなくイメージですけど、90年代に青春を送ったような人たち、音楽で言えばくるりとかキリンジとかサニーデイサービスとかコーネリアスとか?そういう音楽が好きな人達が好きそうな作品でした。そんなわけで出来としては秀作ですが、まぁ僕の趣味じゃなかったな。でも臼田あさ美はよかったですよ。美人じゃないけど、とってもキュートで。
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ダンケルク [映画]

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1940年、第二次世界大戦下。フランスの港町ダンケルクに追い詰められた英仏軍40万人。背後は海。陸・空からは敵。絶体絶命の状況からの脱出・救出劇を圧倒的な緊迫感と臨場感で描く。

クリストファー・ノーラン監督:ダンケルク
地味になってもおかしくない史実を陸海空からの視点と時間軸を縦横に操り大スペクタクルに仕上げた監督の手腕は伊達じゃない。客を楽しませながら映画としての完成度も圧倒的。お見事。
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婚約者の友人 [映画]

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1919年、戦後のドイツ。婚約者を戦争で亡くし、悲しみの日々を送るアンナ。ある日、婚約者の墓の前で泣く見知らぬ男と出会う。彼の正体が明かされた時、新たな謎の扉が開く―。

フランソワ・オゾン:婚約者の友人
上の説明だとなんかとても深そうな気がするし、実際モノクロとカラーの映像がなんともいい雰囲気の作品で、途中までこれは正月早々いい映画だなぁと思ってみてたら、途中からあれれ?ただのメロドラマ?な感じになってしまった。とってもセンスのいい包装紙と箱に入れられたチョコレートって感じ?明日にはすっかり内容忘れてそうな佳作。
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花筐 [映画]

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檀一雄の純文学「花筐」を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。

大林宣彦監督 : 花筐
予告を見ただけでいつにも増して訳の分からない映画っぽいなぁと思いながらも、年末は慌ただしいので、本日公開初日に見てきた。一回見ただけではほとんど咀嚼できない監督の脳内世界を見せられたような作品。不吉な戦争の足音に青春が蹂躙されていくような不穏な空気と煌めきが全編を奔流のように覆っている。訳わかんないだろうなと思いながらも見ておくべきと思ってみてきたが、とりあえず見といて損はなかった。
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