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blank13/オリエント急行殺人事件 [映画]

ひさしぶりに続けて映画を2本みる。
図らずも俳優が監督した作品2本になった。

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齊藤工監督:blank13
映画としてはよくある物語。画的に美しいシーンもある。役者も上手い。細かいディテールを丁寧に積み重ねているのはよくわかるが、それだけでは普遍的な物語にならない。だからこそ映画的な嘘が必要で、監督自身もわかっているが、それが技術的にまったく追いかずちぐはぐな印象。イタイ演出が続き、70分と短い作品ながらえらくながーく感じた。ただただ拙作。でも意欲は買いたい。最後に流れる笹川美和の歌声が静かに耳に残る。


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ケネス・ブラナー監督:オリエント急行殺人事件
オールスター・キャスティングで名作ミステリーを今に。物語はさすがの名作ですが、映画として描くには尺が足らないような。そもそも映画向きのストーリーじゃないしね。有名俳優の顔見世興行のようでギャラの無駄遣いだな。前半は眠くなった。可もなく不可もなし。この名ミステリー、過去の作品で上手く映画化したのがあるのかしらん。
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ベロニカとの記憶 [映画]

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ロンドンで引退生活を送るトニーの元に届いた、初恋相手ベロニカの母の遺品に関する通知。これを機に、40年前の青春の秘密、自殺した親友、初恋の真実を解き明かしていく感動のミステリー。

リテーシュ・バトラ監督:ベロニカとの記憶
原作は何年か前に読んだ。ほぼ忠実な映画化。主人公が都合よく自分のやったことを忘れ過ぎではあるが、人間というものは多かれ少なかれ記憶を自分の都合の良いように作り変えるものだろう。ある意味それは自分を守るためでもあるし。じゃなきゃ人生が自己嫌悪に塗りこめられてしまう。小説の方がラストはもっと痛切な感じだったけど、映画の方は少し主人公にやさしい。映画としては平凡な出来かな。特筆すべきはかつての妖艶さなど微塵もなくなった、婆さん顔を隠そうともしない、その佇まいだけでも凄みを感じさせるシャーロット・ランプリングが印象的でした。
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南瓜とマヨネーズ [映画]

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同棲中の恋人がミュージシャンになる夢を叶えるため、内緒でキャバクラで働き生活を支えるツチダ。ある日、忘れられない元恋人と再会し…。ありふれた平凡は、とてもこわれやすくて、なくさないことは奇跡―。

冨永昌敬監督:南瓜とマヨネーズ
主演の臼田あさ美はじめ俳優がとても魅力的でした。最近日本の若手俳優は魅力的な人が多いなと思います。オダギリジョーがいかにもな役をまた上手く演じていて。それもだけど、光石研も上手いけど、あちこちで見るのでちょっと食傷気味。
ものすごく90年代的な空気の漂う映画で、もちろん舞台は現代なんだけどね。雰囲気がそんな感じ。良く知らないけど、原作のマンガは90年代のものかもしれない。なんとなくイメージですけど、90年代に青春を送ったような人たち、音楽で言えばくるりとかキリンジとかサニーデイサービスとかコーネリアスとか?そういう音楽が好きな人達が好きそうな作品でした。そんなわけで出来としては秀作ですが、まぁ僕の趣味じゃなかったな。でも臼田あさ美はよかったですよ。美人じゃないけど、とってもキュートで。
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ダンケルク [映画]

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1940年、第二次世界大戦下。フランスの港町ダンケルクに追い詰められた英仏軍40万人。背後は海。陸・空からは敵。絶体絶命の状況からの脱出・救出劇を圧倒的な緊迫感と臨場感で描く。

クリストファー・ノーラン監督:ダンケルク
地味になってもおかしくない史実を陸海空からの視点と時間軸を縦横に操り大スペクタクルに仕上げた監督の手腕は伊達じゃない。客を楽しませながら映画としての完成度も圧倒的。お見事。
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婚約者の友人 [映画]

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1919年、戦後のドイツ。婚約者を戦争で亡くし、悲しみの日々を送るアンナ。ある日、婚約者の墓の前で泣く見知らぬ男と出会う。彼の正体が明かされた時、新たな謎の扉が開く―。

フランソワ・オゾン:婚約者の友人
上の説明だとなんかとても深そうな気がするし、実際モノクロとカラーの映像がなんともいい雰囲気の作品で、途中までこれは正月早々いい映画だなぁと思ってみてたら、途中からあれれ?ただのメロドラマ?な感じになってしまった。とってもセンスのいい包装紙と箱に入れられたチョコレートって感じ?明日にはすっかり内容忘れてそうな佳作。
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花筐 [映画]

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檀一雄の純文学「花筐」を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。

大林宣彦監督 : 花筐
予告を見ただけでいつにも増して訳の分からない映画っぽいなぁと思いながらも、年末は慌ただしいので、本日公開初日に見てきた。一回見ただけではほとんど咀嚼できない監督の脳内世界を見せられたような作品。不吉な戦争の足音に青春が蹂躙されていくような不穏な空気と煌めきが全編を奔流のように覆っている。訳わかんないだろうなと思いながらも見ておくべきと思ってみてきたが、とりあえず見といて損はなかった。
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幼な子われらに生まれ [映画]

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バツイチ、再婚。妻とその連れ子の姉妹と暮らすサラリーマンの信。妻の妊娠を機に、長女は信を拒絶し始め…。血の繋がらない家族、血の繋がった他人が、傷つきながらも幸せを紡いでいく不器用な大人たちの物語。

三島有紀子監督 : 幼な子われらに生まれ
リアリティを装った作り物っぽさにがっかり。登場人物たちの心の動きがまったく描写できておらず、作り手の自己満足なシーンの連続。細かいディテールにこだわっても繋がりが悪く終始ちぐはく。すべて監督の稚拙さのせいで、俳優の問題じゃないだろうけど、浅野忠信の大根さ加減がより一層あらわに。拙作。
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彼女の人生は間違いじゃない [映画]

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震災で母を亡くし、補償金で酒に溺れる父と仮設住宅に住むいわき市職員のみゆき。週末になると上京し風俗嬢として働く彼女が、福島と東京を行き来する日々に見たものとは−?もがきながらも光を探し求める人々を福島出身の監督が描く。

廣木隆一 監督 : 彼女の人生は間違いじゃない
現在の福島やそこで生きる人々の姿を細かいディテールを丁寧に描くことで、ありきたりな再生の物語から作品を解き放っている。主人公を演じた瀧内公美はじめ俳優陣が素晴らしい。これも今年みるべき傑作。
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ブレードランナー 2049 [映画]

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SF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編。前作から30年後の2049年を舞台に、違法レプリカント(人造人間)処分の任務に就く主人公が巨大な陰謀に巻き込まれる様子を活写する。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ 監督 : ブレードランナー 2049
こういうカルト的な映画の続編というのは「スターウォーズ」もそうだけど、ちょっと哲学的というか思索的な要素が色濃くなるよね。単なる娯楽作品だったのがそれ以上の思想性を要求されるというかさ。で本作ですが、そういう感じのちょい知的な作品になってました。ついでに2時間半以上もあって長い。長さはそれほど感じなかったけど、アクション・シーンはそれほど多くないのでちょっと眠くなる瞬間もあり。でもそれなりに楽しめました。ストーリーよりもインダストリアルな音響が面白くって映画館で見るべき映画ですね。
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ [映画]

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マクドナルド衝撃の誕生秘話。1954年、革新的手法でハンバーガーを提供する兄弟の店に勝機を見出した営業マンのレイは、手段を選ばずのし上がる。巨大企業を築き上げた彼は英雄か?怪物か?

ジョン・リー・ハンコック監督 : ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ
面白かった。トランプが大統領になるようなアメリカという国のおおもとの風景を見せられるというか。車社会、セブンイレブン、ウォルマート、均質化していくアメリカの原風景。
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