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1001グラム ハカリしれない愛のこと [映画]

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ノルウェー国立計量研究所に勤めるマリエ。重さの基準となる原器を持って参加したセミナーである男性と出会い…。マジメ理系女子が見つけた幸せをはかる方法とは?『キッチン・ストーリー』のベント・ハーメルが独特の世界観で描き出す。

ベント・ハーメル監督「1001グラム ハカリしれない愛のこと 」
全く期待していなかったノルウェー映画。でもこれは素晴らしい。ストーリー自体はとりたてて目新しいものではないけど、物語の軸にキログラム元器なるものを持ってくる機知もいいし、何よりヒロインのアーネ・ダール・トルプが魅力的。まったく笑わないんだけど。音楽の挿入の仕方やノルウェーに行ってみたくなる緑の美しい映像もセンスがいいと感じさせないセンスがとってもいい。こういう映画は傑作と呼びにくいんだけど、秀作以上のおすすめ作です。
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晴れてベイベになりました! [ひとりごと]

先日しれっと岡村ちゃんの新作のレビューなんかしましたが、定期的に読んでくれている方の中には、こいつは岡村ちゃんが好きだったのかぁと思った方もいたかもしれません。
ずっと前から好きでした!みたいな感じで取り上げましたが、ほんとは最近聴き始めたばかりなんですよ。

80年代にデビューした頃から岡村ちゃんのことは知ってました。
でも10代の頃の僕の好みの音楽ではなかったのでとりたてて興味はありませんでしたね。確かミュージック・マガジンなんかには高く評価する人とプリンスのパクリとする人で二分されていたと思います。興味もなかったのでまぁそういう音楽なんだろう程度でした。

その後、彼の方でも活動が停滞したり、2000年代にはいるとそういう中での再評価みたいなものがあったというのも記憶してます。その頃にはブラック・ミュージックもたくさん聴く音楽ファンになっていたので、あれはあれでありなんじゃないか。という風には思ってました。プリンスに似てはいても非なるオリジナリティを感じ取っていたと言えるほど、聴いていたわけではないですけど。

そしてYoutubeの時代になって全盛期である「家庭教師」とかも少し耳にして、なるほどこういうのか。なんかすごいかも?なんて思いつつもまだ近寄りがたい音楽というか、下世話さというか奇妙奇天烈さについていけないようにも感じていました。

で、安室ちゃんや中森明菜にハマり、J-POPも積極的に聴くようになって、期は熟していたんでしょう。あと、安室ちゃんにはまった時に日本のR&B的な音楽も色々聴いたんですね。でもいいと思うものもたくさんあったんですけど、いまひとつ乗り切れない。というかアメリカのR&Bへの憧憬が強すぎるというか。憧れの音楽にひたすら近づこうとするような部分が気になるというか、要は聴いててちょっと気恥ずかしくなってしまうんですね。
例えば久保田利伸。彼が素晴らしい才能を持ったミュージシャンであるのはよーくわかるんですが、あまりに黒人ぽっくやろうとしているところに聴いてて、なんとも気恥ずかしくなってしまう。
安室ちゃんにはそういうのところがないのが良かったんですね。彼女は特別R&Bファンというわけじゃないから。ジャネットが好きといっても、それはおそらく歌って踊る音楽として好きってだけだと思う。

そんなわけで僕の中で同じように黒人音楽をベースにしながらも全くのオリジナリティを獲得している音楽として岡村ちゃんの音楽が自然とクローズアップされてきたというわけなんです。
アップル・ミュージックで主要なアルバムはほぼ全て聴けたというのも大きかったですね。

いやもう岡村ちゃんって天才!としか思えないくらいすごいと今では思ってます。
今までずっとちょっとひいちゃうくらいキモイ?と思ってたのが全てかっこよく思えてきてしまったんですね。いや今でもキモイ?と思わなくもない。
カッコイイんだか悪いんだかよくわからない。突き抜けてるところが天才の天才たる所以でしょうかね。

あのダンスも安室ちゃんのようなちゃんとレッスンを受けたプロフェッショナルのダンスというより、岡村ちゃんのダンスはあれは・・・見よう見まね?だよね。テレビとかで見たダンスを「アレカッコイーじゃん!」って自分で自己流でやっちゃうという。音楽もそんな感じで、自分がカッコイイと思うものをやる。他人の評価など一切気にせず、普通なら少しは気にしそうなところをまーったく気にせず突き抜けている。だから、他と比較しようがない。そういうかっこよさなんですよね。よーやくわかりましたよ。
そんなわけで晴れてベイベ(岡村ちゃんファンのことを通称こう呼ぶ)になりました!

岡村ちゃんの音楽を聴いておそらく誰もが最初に思うのは「なんだこれ?」。まぁそれが正しい反応なわけですが、その後それを拒否するか受け入れるか。
かなり遅れながらもこの音楽を受け入れて楽しめるようになった自分を褒めてやりたくなる今日この頃。できればあと25年は早く彼の天才に気づきたかったってのが本音ですけどね。次はライブだな!

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SCANDALのルーツについて [ひとりごと]

もうすぐ新作がリリースされるスキャンダル。
アップル・ミュージックに「SCANDALが選ぶ音楽的ルーツ」というプレイ・リストがありました。
ハルナのコメントがついていて「アルバム『YELLOW』は私たちがバンドを始めてからはもちろん、それ以前に聴いていた音楽の影響が色濃く出た作品になりました。そんな私たちの音楽のルーツとも呼べるこのプレイリストを聴いて、アルバム『YELLOW』を聴くとより楽しんで貰えると思います。」とのこと。
このプレイリストを見て僕が彼女たちの音楽のどこに魅力を感じているのか、その理由も改めてよくわかりましたね。

ニルヴァーナ、スマッシング・パンプキンズ、カーリー・レイ・ジェプセン、One Direction、Mudhoney、フー・ファイターズ、Cyndi Lauper、JUDY AND MARY、ボブ・マーリー、ノー・ダウト、Phyllis Dillon、シュープリームス、P!NK、Macy Gray、バングルス、the brilliant green。

ラジオをつければ普通に流れてくるような音楽ばかり。とりたててマニアックなものなどひとつもない。
普通ロック・バンドというのは、ロックが好きな若者が楽器を持ち友達とバンドを組むというのが定石だと思う。最初は誰でもそうだ。でもスキャンダルって違うんだよね。ダンス・スクールで先生に楽器を進められて組んだ。それからようやくバンドっぽい音楽を聴き始めたらしいから。最初の出自が違う。

だって普通バンドやってて自分たちのルーツに臆面もなくOne DirectionやP!NKをあげる人はいないもん。選曲されている曲もボブ・マーリーは「No Woman, No Cry」だし、シュープリームスは「恋は焦らず」だ。とりたててマニアックな音楽ファンじゃないからこその健やかなポップさがスキャンダルの魅力のひとつ。

よくある新しいブラック・ミュージックへの目配せもしてます、もちろんポスト・ロック的な手法もとりいれてます、名盤と言われるものはひと通り聴いてますよ的な、大学の音楽サークルでバンド組みましたみたいなグループの音楽的偏差値の高そうな音楽に、僕は聴いた瞬間に気分が萎えてしまう。良く出来てはいるけど、ただただ退屈でつまんないし楽しくもない。得てしてそういうのに限って評論家の評価は高いんだから困っちゃう。僕が音楽雑誌を読まなくなったのは、そういうことも理由のひとつ。

たくさん音楽を聴いてよく勉強してますみたいな音楽、お手本をなぞったような音楽なんかに興味ないよ。教養で音楽聴いてるわけじゃない。


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深く穿つグルーヴを携えて [ポップ/ロック]

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あーもうこういう作品に何を言えばいいんだろう。
素晴らしい。もうそれ以外に言うことないなぁ。

ボニー・レイットの新作「Dig In Deep」。彼女ももう66歳だけれど、衰えは全くない。どころか始めたばかりのような瑞々しさ。60-70年代デビュー組はみんな60を越えたけど、もう迷いとかなく自分の音楽を無理なく鳴らしてくれるので、聴いてる方も清々しい心持ちになる。
いつもどおりロックンロールあり、ブギーあり、ブルーズあり、バラッドあり、グルーヴィっていうのはこういうものよ!って感じ。タイトル通り深く穿つグルーヴを携えて、また長いロードに出るのだろう。一朝一夕では鳴らせない音なのにベテランの手練手管じゃなくて瑞々しい音楽する喜びが音楽全体に満ちていて感動的。ちょっと泣きそうになる。
制作布陣はいつもどおり長年一緒のバンドと共に。今回はボニー自身が曲作りに絡んだ曲が多い。その出来もよし。インエクセスとロスロボスのカバーも無理なく自分色に。ほんと素晴らしい以外言うことない。

ルシンダ・ウィリアムスも素晴らしかったけど、ボニーも素晴らしい。
今年のロックは豊作の予感。
そのルシンダの新作同様、一曲ビル・フルゼールとグレッグ・レイズが参加したジョー・ヘンリー・プロデュースの曲もあり。前作にも参加してたけど、この二人はここ数年のアメリカーナのキーマンなんですね。

ラストに置かれた珍しくピアノ弾き語りの自作「The Ones We Couldn’t Be」は、歌心がじんわりともうすぐ終わろうとする冬の夜に静かに溶けてゆく。

彼女は毎年ツアーにでてるけど、全然日本には来てくれないなぁ。呼べば来てくれそうなもんだけど。彼女の来日は78年と92年。二度目の来日の時は僕もNHKホールで見ました。一曲目の「シュガー・ママ」のギュイーンとうなるスライドに痺れたのを昨日のことのように覚えている。かっこよかったなぁ。もう一度みるなら今なんか最高なんだけど。


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Apple Music Playlist 2016.02.25 [Astral's AM Playlist]

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OKI DUB AINU BAND:SAKHALIN ROCK
新作がもうすぐリリースされるので前作を聴いてみた。今までネットでちょっと聴いてもあまりピンと来なかったんだけど、本作を聴いてもやっぱりピンと来ない。基本的にアイヌの音楽じゃなくてロックなんだろうけど、バンド名どおりダブ風味で。そもそもレゲエにいまひとつピンと来ない質なので・・・・

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中森明菜:FIXER -WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING
アルバムからタイトル曲のシングル・カット。アルバムを酷評した者としては、カップリングの「ひらり -SAKURA-」にわずかな望みを託したんだけど・・・。何言ってんのか聴こえない歌のせいでOKIを聴いている時よりボリュームあげなきゃならなかったよ。はっきり言ってものすごくダサい。アルバムでのがっかり感の上塗り。アルバム同様無かったことにしたい。
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Apple Music Playlist 2016.02.24 [Astral's AM Playlist]

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Juan Pastor Chinchano : Chinchano
アフロ・ペルーヴィアン・ジャズを標榜する人は何人かいるんですが、この人の名前は知らなかった。最近新作をリリースしたのだけど、見つからなかったので、2014年作を聴いてみた。冒頭どこかで聴いてことのあるメロディだなと思ったら、カエターノがカバーしていた「粋な男」じゃないですか。次の曲も歌メロっぽいメロディなのでこのアルバムはもしかしたらペルーの有名な曲を取り上げてるのかもしれない。どの曲もラテン的センティミエントがある。ペルーのリズムにジャズ的な洗練。うーんカッコイイ。もっと聴いてみたいな。

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ありふれた日々の「幸福」 [ポップ/ロック]

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雨と雷鳴の音に続いて流れ出すボトムの太いグルーヴ。ベースとドラムの絶妙のコンビネーションによるメロウ・グルーヴにのる苦味を飲み込んだような艶かしい歌声。ファルセットで歌われるサビの日本語を異国の言葉のように響かせるような譜割。

11年ぶりの岡村靖幸の新作「幸福」の一曲目「できるだけ純情でいたい」だけを聴いてもこの人の天才性がよくわかる。こんな音楽はほかでは聴けない。この曲を聴けるだけで元を取ったようなもの。

尖ったビートのハウス調の「新時代思想」。一転して「ラブメッセージ」の快活なポップさ。「揺れるお年頃」のアコギの音にはブルースが溢れている。突き抜けたポップ・チューン「愛はおしゃれじゃない」。日本語をデフォルメしたサビがかっこいい「ヘアー」。「ビバナミダ」「彼氏になって優しくなって」「ぶーしゃLOOP」の硬軟取り混ぜたグルーヴ三連発。時間をかけて磨き上げられた全9曲。

お風呂の中で「ゆずの皮剥いちゃったよ~」と見せる子供を父親目線で描いたジャケは現代美術家、会田誠画伯によるもの。
収められた曲の中に「幸福」という言葉は出てこない。でも誰かを思い焦がれ恋する「幸福」、ありふれた日々の「幸福」がこのアルバムには溢れている。何よりこの11年いろいろあった岡村ちゃんの音楽できる喜び「幸福」が聴いた人を「幸福」にしてくれる。そんな傑作です。

お客さんの楽しそうな顔見てるだけで「幸福」になれる。

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ミケランジェロ・プロジェクト [映画]

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第二次世界大戦中、ドイツ軍は侵攻した各国の重要な美術品を次々と略奪。これらの歴史的財産の喪失を阻止するため、7人の美術専門家たちで結成された特殊部隊が立ち上がる!実力派豪華俳優が集結して贈る、知られざる英雄たちの実話。

ジョージ・クルーニー監督「ミケランジェロ・プロジェクト」
クルーニーにマット・デイモンにということで「オーシャンズ11」を想像してしまいますが、事実そんな感じの映画。戦時中が舞台とは言え「母と暮せば」とはまったく違う、カラッとしたエンターテインメント作。取り立ててどうこういう作品じゃないけど、お金払った分は楽しめます。
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母と暮せば [映画]

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井上ひさしが、戯曲「父と暮せば」と対になる作品として実現を願いながらも叶わなかった物語を山田洋次監督が映画化。1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二がひょっこり現れ…。

山田洋次監督「母と暮せば」
前作(だったかな?)「ちいさいおうち」で改めてこの監督の偉大さを思い知ったが、本作も敷居低い大衆映画ながらも深く胸を打つ。多くの人に見てもらいたい秀作。それにしても黒木華は良い。若手の俳優の中では頭三つくらい抜けてますね。
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Apple Music Playlist 2016.02.20 [Astral's AM Playlist]

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Sonny Stitt Quartet : Tune-Up!/Constellation
スティット1972年の名盤2枚のカップリング。このCDが欲しかったんだけど、随分前から廃盤なんですよね。ようやくまるごと聴けた。流麗なサックスの音色にタイトなスイング、噂にたがわず名盤。どの曲も素晴らしいが例えば「Groovin' High」はタイトル通りの演奏に圧倒される。サックスが聴きたい時に気軽に取り出す一枚としてやっぱりCDが欲しい。
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