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大きな大きなラブ・ソング [ポップ/ロック]
Apple Music Playlist 2018.04.25 [Astral's AM Playlist]
Today's choice 2018.04.24 [Today's choice]

最近キップ・ハンラハンがひさしぶりにアルバムをだしてショップで聴いたらカッコよかった。パーカッションの音が生々しくって。
でもキップ・ハンラハンってちょっと苦手というかなんというか、気になって聴いてみても、どこか心許せない感じ?上手く言えないけど。
とりあえず今夜はこの1st「Coup De Tête」を聴いてみる。これ買ったのはずいぶん前だけどもしかしたら5回くらいしか聴いてないような。
ラテンっていってもまったく楽しい感じがない。インテリっていうかね。ニューヨーカーのラテン。のっぴきならない大都会の片隅で奏でられるニューヨーカーのラテン・ミュージック。アルト・リンゼイのギターもギスギスした緊張感をまき散らす。
そののっぴきならない感じがいつ聴いても安心ならないというか。心許せない元になってるのか。相変わらずよくわからない。でも気になる。新作も気になる。
Apple Music Playlist 2018.04.23 [Astral's AM Playlist]

Earl King:Hard River to Cross
昨夜に続いてアール・キングを。これは93年作。亡くなったのは2003年だけど、結局遺作となった作品。これは良いアルバムですね。モダン・ニューオーリンズ・ブルースって感じかな。もちろんニューオーリンズですから、ファンク風味もたっぷり。アール・キングというと「Those Lonely, Lonely Nights」が印象深い。というかそれしか知らなかったんですが、やはりソングライターとして優れていた人だったんでしょう。本作でも耳馴染みの良い曲が揃ってます。バックもスヌークス・イーグリンにジョージ・ポーターJr.、ハーマン・アーネストなど鉄壁のニューオーリンズ人脈を従えズバリ名盤。
Apple Music Playlist 2018.04.22 [Astral's AM Playlist]
Apple Music Playlist 2018.04.21 [Astral's AM Playlist]
Apple Music Playlist 2018.04.20 [Astral's AM Playlist]
Apple Music Playlist 2018.04.19 [Astral's AM Playlist]
いつかの時代のロマンティシズム [ラテン]
ドイツから届いたでかいブツ。
プチプチに厳重に梱包されてるけど、なんだか雑だなー。
ここ数か月、アップル・ミュージックでネルソン・ゴンサルヴィスの50-60年代のアルバムを聴きまくってました。どれ聴いてももうぐぅのねも出ないくらい完璧なんですよ。
僕が持ってるネルソン・ゴンサルヴィスは74年作の一枚だけで、それもとりたてて良く聴いた覚えもない。実際あの朗々とした歌は若干馴染むには敷居が高かったのも事実。
でも今になってあの歌声の良さにビッタシ焦点があってしまいました。あのダンディズム溢れる歌声に嵌るともう抜け出せないわけですよ。
そうなればCDが欲しくなるのが人情。でも50-60年代のアルバムは20年ほど前にCD化されたきり。それももう入手困難で、そもそも日本にもほとんど入ってきてないと思われ、中古でも見つからない。どう考えてもこの先、再発される望みは薄い。日本ではあまり人気がないし、そもそもこういうサンバ歌謡は今は流行らないしね。
ゴンサルヴィスのような歌はもう70年代のMPB時代にはすでに時代遅れだったろうし。日本でいえばフランク永井とか?バーブ佐竹とか?当たらずとも遠からずのイメージだと思うんだけど、彼らの音楽が今や誰も聴かないのと同様、ゴンサルヴィスのサンバ歌謡はブラジル本国でさえ、広く聴かれているとは言い難いんじゃないだろうか。
いや知らないけど、実際オリジナル・アルバムなんてほとんど見当たらないし、ベスト盤ばかりだしね。
そんなわけで購入したのがが、ジャーン!
2002年にリリースされた3枚組のボックスです。
タイトルは「O MITO」。神話って意味です。
仕様はちょっと前に買ったオルランド・シルヴァと同じで縦長の箱でブックレットがついてます。
デビューの41年から90年まで、亡くなったのが98年だからキャリアのほぼ大半を網羅した、コンピレーションとしてはこれ以上ない仕事でしょう。ブックレットにディスコグラフィーがついてるかと思ったらなかった。それがちょっと残念。たぶんテキストの中に詳しく書かれてるんだろうけど。ポルトガル語だからな。
70年代以降のどのアルバムからも1曲は選曲されてるようで、素晴らしい箱です。デビューしたばかりの頃はまだ賑やかなサンバやマルシャもあるけど、やっぱりこの人の真骨頂は50年代に入ってからの哀愁漂うサンバ歌謡ですね。
このボックスの1枚目の後半あたりからはもう次から次へとそんな曲が流れてきて、胸がいっぱいになってしまう。
ゴンサルヴィスの音楽を聴いてると、その音楽を取り巻いていたであろう時代の雰囲気にどっぷりと浸かってしまう。もちろん自分の知らない時代ですから想像ですけど。こういう大人のダンディズムが有効だった時代に。とういかロマンティシズムですよね。そのロマンティシズムを体現していた歌声って気がしますね。
その歌声が今という時代に全くそぐわないのは仕方ない。どっちにしろ音楽の価値とは別の話だ。
ただこのダンディーな歌声に酔うだけ。
Apple Music Playlist 2018.04.17 [Astral's AM Playlist]
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